1.手引の概要 |
日本における事業系または家庭系の食品由来廃棄物等の合計は2,801万トンあり、そのうち可食部分と考えられるいわゆる食品ロスは事業系廃棄物で331万トン、家庭系廃棄物で312万トン、計642万トンに達しており、食品ロスの削減、食品廃棄物の利用を進める必要があります。 この「消化液の肥料利用を伴うメタン化事業実施手引」は、食品廃棄物をメタン発酵する際に発生する消化液の肥料利用を推進することを目的とし、現存するバイオガスプラントの調査を通じてモデル的な実施事例を示すとともに、消化液を肥料として有効かつ効果的に活用するために具備すべき要件を整理して事業化に役立つ手引書として編纂したものです。 本手引の活用により、食品リサイクルの取り組みや再生可能エネルギーの利用が促進され、循環型社会、低炭素社会の形成に寄与することを期待しております。 なお、本手引は、農林水産省の補助事業である「平成27年度食品ロス削減等総合対策事業実施計画(消化液の肥料利用を伴うメタン化実施手引作成業務)」により作成したものです。 手引を補完することを目的として編纂した報告書につきましても、併せて掲載いたしましたのでご参考ください。 |
2.手引の目次 | |
第1章 食品リサイクルを取り巻く状況 (食品廃棄物の利用状況、メタン発酵、バイオガス利用を取り巻く状況) 第2章 メタン化事業の検討 (メタン化事業の検討手順) 第3章 メタン化事業における肥料利用の検討 (液肥利用の検討手順) 第4章 メタン化事業の経済性 (肥料利用の有無による経済性の違い) 第5章 消化液の肥料利用に係わる先進事例 (民間、自治体による事業事例) |
○「消化液の肥料利用を伴うメタン化事業実施手引」(PDF:5.1MB) ○「消化液の肥料利用を伴うメタン化事業実施手引」報告書(PDF:3.74MB) |
3.お問い合わせ | |
一般社団法人地域環境資源センター バイオマス技術部 TEL 03-3432-6285 |
一般社団法人地域環境資源センター(JARUS)
〒105-0004 東京都港区新橋5丁目34番4号
TEL:03-3432-5295 FAX:03-5425-2466