令和6年度 農業集落排水施設エネルギー最適利用システム検討委員会(第1回)の開催 | |
令和6年9月4日(水)、令和6年度 農業集落排水施設エネルギー最適利用システム検討委員会(第1回)を開催しました。 本検討委員会は、令和4年度から4か年の計画で一般社団法人日本有機資源協会と一般社団法人地域環境資源センターで構成する新技術研究開発組合が実施する官民連携新技術研究開発事業について、事業の実施計画や実施手法、エネルギー最適利用システムの実証試験の実施方針等とともに、事業成果となるエネルギー最適利用システムの導入に係る手引書及び実証試験地区のBCPの策定等について、専門的見地からご指導・ご助言をいただくために設置されたものです。 今回の「官民連携新技術研究開発事業」3年目の第1回委員会では、実証試験設備による前年度からの運転状況やこれまでに収集されたデータを報告するとともに、実証地区のBCP策定に向けた方針や非常時を想定した停電試験計画について提案し、有識者の方々から有意義なご指導・ご助言を頂きました。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 令和6年9月4日 写真を見る |
令和6年度 農業集落排水(維持管理適正化計画・ストックマネジメント)研修会の開催 | |
令和6年7月5日(金)、「令和6年度 農業集落排水(維持管理適正化計画・ストックマネジメント)研修会」をWebにて開催致しました。本研修会には、市町村、土地連等の19名の方に参加して頂きました。 本研修会は、農業集落排水事業に携わる技術者を対象として、農業集落排水施設における維持管理適正化計画作成及びストックマネジメントに係る基本的な知識や実施手法の習得を目的としています。 JARUS上席研究員が、農業集落排水の現状と課題、機能診断手法、最適整備構想策定手法、維持管理適正化計画策定時に必要な施設調査の概要、施設規模・処理方式の適正化・省エネ技術等の新技術等の導入等の適正化対策の検討手法に関する講義を行いました。 外部講師として登壇された農林水産省 農村振興局整備部 地域整備課の細山田係長からは「農業集落排水事業制度について(ストックマネジメントの取組への支援)」と題し、集排施設のストックマネジメントのみならず、最新の集排に関連する政策や事業制度についてご講義して頂きました。加えて、滋賀県土地改良事業団体連合会の采野技師からは、『維持管理適正化計画における施設の再編・集約の検討手法の紹介』、兵庫県土地改良事業団体連合会の松本主任からは、『維持管理適正化計画の検討事例について』と題したご講義をいただくなど、政策から実務までを網羅した大変充実した研修を行うことができました。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 令和6年7月5日 写真を見る |
令和6年度「田んぼの学校」指導者養成研修in山形 | |
令和6年6月27日(木)~28日(金)、「田んぼの学校」指導者養成研修in山形を開催しました。 今回の研修は、山形県河北町の元泉地域農地・水・環境保全組織が小学校と連携して実施している環境学習会について実際に体験したり、元泉地域の概要や、田んぼの学校活動の企画運営について学ぶ研修で、多面的機能支払活動団体の方やふるさと水と土指導員の方、県職員・県土連職員、大学生の方など、総勢19名が参加されました。 受講生は、1日目は、小学校と連携して実施している環境学習会に実際に参加して探究型教育について学んだり、元泉地域農地・水・環境保全組織の概要について学んだりしました。2日目は、「田んぼの学校」活動を実施する際に必要な知識や技術についての講義を受けたり、元泉のフィールドを見学しながらスマート農業について話を聞いたり、サクランボの収穫を体験しました。 参加した受講生からは、「どのような思いで「めだかの学校」を始め子供たちが地元を好きな子に育ってほしいという思いが強く感じられました。」とか、「体験活動において参加者の安全確保というのは最も重要になると思うので、しっかり考えていきたいと思いました。」「田んぼの魅力、役割について理解を深められました。これをどのように下の世代に伝えていくかと考えていきたいです。」などの感想が寄せられました。 撮影場所: 山形県河北町 撮影日: 令和6年6月27日 写真を見る |
令和6年度 農業集落排水施設管理基礎研修会の開催 | |
令和6年5月24日(金)、「令和6年度 農業集落排水施設管理基礎研修会」をWEB形式にて開催しました。 本研修会は、農業集落排水施設に関する事業制度を始め、汚水処理技術、農業集落排水施設の運転、維持管理技術等の基礎的な技術力の習得を図るものです。今年度も県土連や市町村、管理会社のご担当者など、実務担当者の方々を中心に46名の皆様から参加申し込みをいただきました。 当日は、集落排水施設の管理の基礎的な内容と適正化計画の策定に係るものとして、①農業集落排水事業、②維持管理の基礎、③維持管理の実践、④維持管理適正化計画策定の概要の4分野についての講義、また、研修会最後には今年1月に発生した能登半島地震への応援状況に係る報告がありました。 今回の研修会は、集落排水施設に係る基礎的な内容のほか、年初の能登半島地震による被災を受け、防災上の視点での維持管理に係る質疑等もあり、皆様の関心事項を踏まえた情報発信としても有意義であったと感じております。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 令和6年5月24日 写真を見る |
農業集落排水施設に係る新技術普及研究会 令和6年度総会の開催 | |
令和6年4月24日(水)、「農業集落排水施設に係る新技術普及研究会 令和6年度総会」を開催しました。 新技術普及研究会は、道府県土連、当センターの集排担当者等によって構成され、集排施設に関連する技術を調査研究するとともに、それらの技術を全国に普及することを目的に設置されています。また、年1回開催される総会では、研究会の活動報告や事業計画について情報が共有されるとともに、各地域における集排施設を取り巻く環境等について情報交換がなされています。本年度は、対面及びWEBでのハイブリット開催となり、37団体64名(会場32名、WEB 32名)の会員の皆様から参加(申し込み)をいただきました。 当日は、令和5年度の本研究会の活動報告、令和6年度の事業計画(案)の提示に続いて、事務局より、令和4年度から7年度にかけて実施している研究開発(省エネ、創エネ、蓄エネの技術を実証地区に同時に導入し、非常時(停電時)の事業継続(強靱化)とともに、平常時の維持管理負担の軽減や温室効果ガス排出量削減を可能にし、集排施設における強靭化・グリーン化を推進)の状況及び能登半島地震への応援派遣の状況について説明が行われました。 その後、「震災対応の改善」、「集排汚泥の農地還元の推進」及び「マンホール蓋の計画的更新等」をテーマに、事前アンケート等を基にした意見交換を行い、引き続き検討を進めていく方向とするなど、有意義な情報交換を行うことができました。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 令和6年4月24日 写真を見る |
令和6年度 業務実施方針等説明会の開催 | |
令和6年4月23日(火)、「令和6年度 業務実施方針等説明会」を開催しました。 本説明会は、令和6年度の当センターの業務実施方針等について、会員及び賛助会員の皆様に説明するものです。本年度は昨年度に続き対面及びWEB参加によるハイブリット開催となり、会員247名(会場23名、WEB 224名)・賛助会員37名(会場19名、WEB 18名)の皆様から参加申し込みをいただきました。市町村、道府県、府県土連、賛助会員ともに昨年度を上回る参加となり、現場からの当センターへのご期待を実感したところです。 当日は、農業集落排水事業、バイオマス利活用、農村環境(本年度は基本法検証・見直しの議論を踏まえた今後の農業農村整備の展開方向について)等農林水産施策に係るまさに最新の情報等について説明いただきました。 続いて、当センターから令和6年度の業務概要について説明いたしました。まず、①農業集落排水部からは、集排施設におけるグリーン化・強靱化の実現に向けた技術を開発するため、平常時・非常時を通じたエネルギーの最適利用方法を検討すること、また、維持管理適正化計画を策定する市町村等への支援を継続して推進すること等を説明しました。次に、②バイオマス技術部から集排汚泥等の農村バイオマスを活用したメタン発酵普及の推進等について説明し、最後に、③農村環境部からは、環境に配慮した施設の整備・保全の手法や環境保全を契機とした地域づくりの調査研究、地域活動への支援・貢献等について説明いたしました。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 令和6年4月23日 写真を見る |
農業集落排水施設エネルギー最適利用システム検討委員会(第3回)の開催 | |
令和6年2月22日(木)、令和5年度・農業集落排水施設エネルギー最適利用システム検討委員会(第3回)を開催しました。 本検討委員会は、令和4年度から4か年の計画で一般社団法人日本有機資源協会と一般社団法人地域環境資源センターで構成する新技術研究開発組合が実施する官民連携新技術研究開発事業について、事業の実施計画や実施手法、エネルギー最適利用システムの実証試験の実施方針等とともに、事業成果となるエネルギー最適利用システムの導入に係る手引書及び実証試験地区のBCPの策定等について、専門的見地からご指導・ご助言をいただくために設置されたものです。 今回の「官民連携新技術研究開発事業」2年目の第3回委員会では、前年9月までに設置された実証試験設備による運転状況やこれまでに収集されたデータを報告するとともに、さらに12月以降開始した省エネ運転に係る状況や今後の取組方針について提案し、有識者の方々から有意義なご指導・ご助言を頂きました。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 令和6年2月22日 写真を見る |
農業集落排水施設維持管理調査検討委員会(第2回)の開催 | |
令和6年2月16日(金)、令和5年度農業集落排水施設維持管理調査検討委員会(第2回)を開催しました。本検討委員会は、農林水産省から受託した「令和5年度農業集落排水施設維持管理調査検討業務」を適切に実施するために設置した有識者委員会であり、令和5年度最後の開催となります。 本業務は、農業集落排水施設管理者の維持管理負担の軽減とともに、農業集落排水から発生する汚泥の循環利用の推進を目的としており、具体的には、①農業集落排水資源の再生利用に関する手引き(案)の改訂に向けた検討、②農業集落排水施設の維持管理情報のデジタル化に係る概念実証について検証を行っております。 第2回検討委員会では、事務局(当センター)より、①農業集落排水資源の再生利用に関する手引き(案)の改訂方針について及び②農業集落排水施設の維持管理情報のデジタル化に係る概念実証の試行調査結果の報告とプロトタイプの検証・評価結果の報告を行い、有識者委員それぞれの専門分野の視点から、有意義かつ的確なご指導やご助言をいただきました。今後、これらを反映しつつ、最終成果を取りまとめることにしております。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 令和6年2月16日 写真を見る |
令和5年度 農業集落排水計画設計士技術講習会の開催 | |
令和5年11月30日(木)、「農業集落排水計画設計士技術講習会」を開催しました。 本講習会は、農業集落排水計画設計士を対象として、標記の技術講習会を開催しており、登録後においても事業制度の新設・拡充、新しい技術開発など、農業集落排水事業を取り巻く状況は大きく変化してきているため、農業集落排水事業に関する最新の技術、情報を習得し、引き続き技術力の向上を図って頂くことを目的として開催するものです。今年度は対面及びWEBでのハイブリット方式による開催となり、県土連、コンサルタント、維持管理関係の皆様から、会場5名、WEB17人の計22名の方々に受講いただきました。 当日は、農業集落排水施設の現状と課題、農業集落排水施設エネルギー最適利用システムについて、機能強化・切替改築に適した各種処理方式と改築事例について、農業集落排水施設の維持管理について、農業集落排水施設維持管理適正化計画について、農業集落排水施設設計指針の改訂概要及びコンクリート防食の手引きについて、農業集落排水施設の統廃合事例についての計7講義を実施し、山口県土地改良事業団体連合会の橋岡課長補佐及び当センター職員から講義いたしました。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 令和5年11月30日 写真を見る |
農業集落排水施設エネルギー最適利用システム検討委員会(第2回)の開催 | |
令和5年11月17日(金)、令和5年度・農業集落排水施設エネルギー最適利用システム検討委員会(第2回)を開催しました。 本検討委員会は、令和4年度から4か年の計画で一般社団法人日本有機資源協会と一般社団法人地域環境資源センターで構成する新技術研究開発組合が実施する官民連携新技術研究開発事業について、事業の実施計画や実施手法、エネルギー最適利用システムの実証試験の実施方針等とともに、事業成果となるエネルギー最適利用システムの導入に係る手引書及び実証試験地区のBCPの策定等について、専門的見地からご指導・ご助言をいただくために設置されたものです。 今回の「官民連携新技術研究開発事業」2年目の第2回委員会では、実証試験のために導入した実証試験設備の設置・稼働状況について、埼玉県美里町「南部中央地区」の現地を視察いただき、同日、役場会議室において、他の実証地区を含めた状況報告を報告するとともに、今後の運用技術の検討とデータ収集方針について提案し、有識者の方々から有意義なご指導・ご助言を頂きました。 撮影場所: 埼玉県美里町 撮影日: 令和5年11月17日 写真を見る |
令和5年度生きもの調査指導者養成全国研修会 | |
令和5年11月7日(水)~8日(木)、広島県世羅町で「生きもの調査指導者養成全国研修会」を開催しました。 本年度は、広島県土地改良事業団体連合会に研修会の準備から講師の担当等、多大なご協力を得ることができ、無事開催することができました。 研修生は、北は青森から南(西)は佐賀と全国各地から、土地改良事業団体連合会や県、市の行政職員、多面的機能支払交付金活動団体から多数の参加をいただきました。今回の研修会の特徴は若い方に多くご参加いただいたことです。 初日は、「生きもの調査の目的」、「代表的な生きものの種の同定、識別」、「環境配慮の進め方と維持管理等地元調整」について講義を行いました。 2日目は、世羅町大字川尻の環境配慮型水路の仕組みやその効果についての説明を受けた後、同水路で生きものの採捕等の実習を行いました。秋のやや冷たい水路内での実習にもかかわらず、受講生の皆さんは真剣にタモ網での採捕実習に取り組み、採捕された20種類以上の水生動物の種の同定や記録(写真撮影等)の仕方を学びました。受講生からは、「基礎をよく知らなくても理解できた」といった好評の意見を多くの方から頂き、「生きもの調査」について学ぶ貴重な研修会となりました。 撮影場所: 広島県世羅町 撮影日: 令和5年11月8日 写真を見る |
農業集落排水施設維持管理調査検討委員会(第1回)の開催 | |
令和5年11月1日(水)、令和5年度農業集落排水施設維持管理調査検討委員会(第1回)を開催しました。本検討委員会は、農林水産省から受託した「令和5年度農業集落排水施設維持管理調査検討業務」を適切に実施するために設置した有識者委員会であり、本年度中に2回開催する予定にしています。 本業務は、農業集落排水施設管理者の維持管理負担の軽減とともに、農業集落排水から発生する汚泥の循環利用の推進を目的としており、具体的には、①農業集落排水資源の再生利用に関する手引き(案)の改訂、②農業集落排水施設の維持管理情報のデジタル化に係る概念実証について検討を行います。 第1回検討委員会では、事務局(当センター)より、業務の目的、検討内容、実施方針等について説明を行い、有識者委員それぞれの専門分野の視点から、有益かつ的確なご提案やご助言をいただきました。今後、本検討委員会での議論を業務にしっかり反映させ、有意義な成果が確保できるよう業務を実施してまいります。 また、本業務では、稼働している農業集落排水資源の再生利用に関する調査と農業集落排水施設の維持管理情報のデジタル化に関する試行調査等を予定しておりますので、調査依頼等が接到いたしました折には、ご理解とご協力を賜りますよう何卒宜しくお願い申し上げます。 撮影場所: 東京都港区内(WEBでの開催) 撮影日: 令和5年11月1日 写真を見る |
韓国環境公団の訪日時の現地視察及び意見交換会 | |
韓国環境公団等の視察団が日本の小規模汚水処理方式(小規模下水道施設及び農業集落排水施設等)について情報収集するため10/10~11/13まで訪日されました。 この訪日の中で、10/11(水)に青森県鶴田町の農業集落排水施設水元処理区(JARUS‐ⅩⅣG型)を視察され、当センターの職員が施設の説明に当たりました。 また、10/13(金)には、韓国環境公団、農林水産省地域整備課及び当センターで小規模汚水処理施設について意見交換がなされました。今回の現地視察及び意見交換が、今後の韓国農村地域における汚水処理事業の一助となれば幸いです。 撮影場所: 青森県鶴田町/農業集落排水施設(水元処理区)及び東京都港区 撮影日: 令和5年年10月11日及び13日 写真を見る |
JICA九州による「分散型汚水処理システム導入・普及」研修会の報告 | |
独立行政法人国際協力機構九州センター(以下、JICA九州」という。)は、開発途上国(東南アジア、アフリカ、ブラジル等)から水環境改善の中核を担う人材を日本に招き、持続可能な汚水処理を達成すべく、「分散型汚水処理システムの導入・普及」等に必要な知識や技術に関する研修会(8/23~9/16)を実施しています。 当センターは、本研修業務を請け負った(一財)日本環境衛生センターから講師の派遣要請を受けて、令和5年9月6日に2コマ(①「農業集落排水施設の制度と技術」、②「農業集落排水施設の維持管理」)の講演を行いました。11名の研修生の皆さんは、熱心に講義を受講され、講義予定時間を越えての質疑応答となりました。 なお、事務局の(一財)日本環境衛生センターの御担当者様にはJICA九州への様々な確認や写真撮影をして頂き、感謝申し上げます。 撮影場所: 福岡県北九州市 撮影日: 令和5年9月6日 写真を見る |
「2023年度農業農村工学会賞(優秀報文賞及び優秀技術賞)」受賞 | |
「2023年度農業農村工学会賞」において、当センターの草光紀子上席研究員※1が「環境配慮施設設置前の取組みが住民意識に及ぼす効果」で「優秀報文賞」を、柴田浩彦上席研究員及び是川和宏主任研究員※2が「集排汚泥およびバイオ液肥の利活用を伴う小規模メタン発酵システムの導入」で「優秀技術賞」を受賞しました。両賞とも、農業農村工学に関する学問の進歩に貢献した創意ある優秀な業績であると評価されました。 ※1 共同研究者:石川県立大学 上田哲行名誉教授 ※2 共同研究者:農研機構農村工学研究部門 中村真人上級研究員・折立文子主任研究員、京都大学大学院農学研究科 大土井克明助教、当センター(元職員) 蒲地紀幸主任研究員・大塚直輝主任研究員 草光らの業績は、環境配慮施設が設置された石川県のほ場整備事業を対象に、事業に関する説明会や講演会などの事前取組が地域住民の環境配慮施設に対する意識あるいは行動に及ぼす効果を定量的に示しています。 柴田らの業績は、集落排水施設に小規模メタン発酵施設を組み合わせることで、肥料やエネルギー供給の可能性を示し、農村地域の資源循環を実証しています。 令和5年8月29日(火)に愛媛大学で行われた農業農村工学会大会講演会において各賞の授与式が行われました。 撮影場所: 愛媛大学城北キャンパス南加記念ホール 撮影日: 令和5年8月29日 写真を見る |
令和5年度「田んぼの学校」指導者養成研修in茨城 | |
令和5年7月14日(金)~15日(土)、「田んぼの学校」指導者養成研修in茨城を開催しました。多面的機能支払活動団体の方やふるさと水と土指導員の方、県職員・県土連職員の方など、総勢19名が参加されました。 今回の研修フィールドは、認定NPO法人宍塚の自然と歴史の会が活動している「宍塚の里山」で、宍塚大池を中心に雑木林や田畑、小川や湿地などさまざまな環境を有し、サシバやニホンアカガエルをはじめとした約1000種の動植物が生息する自然豊かなフィールドです。 受講生は、1日目は「田んぼの学校」活動を企画運営するときに必要な知識や技術についての講義や、宍塚の会の活動内容について学び、2日目は宍塚の会のフィールドにて、宍塚の会の田んぼの学校プログラム「生きものしらべ」と「宍塚の里山散策」を体験しました。 参加した受講生からは、「里山を守るために、学校関係者の有志や大学のサークルメンバー等、多くの方が関わっていることを散策しながら説明いただき、感心しきりだった。」とか、「活動を展開していく上で必要なヒントをたくさん学べました。」「この活動がそれぞれの地域に広がると放棄地も多少なりとも減ることができるのではないかと感じた。」などの感想が寄せられました。 撮影場所: 茨城県土浦市 撮影日: 令和5年7月15日 写真を見る |
令和5年度 農業集落排水(ストックマネジメント・維持管理適正化計画作成)研修会の開催 | |
令和5年7月7日(金)、「令和5年度 農業集落排水(ストックマネジメント・維持管理適正化計画作成)研修会」をWebにて開催致しました。本研修会には、市町村、土地連等の約30名の方に参加して頂きました。 本研修会は、農業集落排水事業に携わる技術者を対象として、農業集落排水施設におけるストックマネジメント及び維持管理適正化計画作成に係る基本的な知識や実施手法の習得を目的としています。 講義は、ストックマネジメントや維持管理適正化計画作成に関する事業制度から、これまでの取組み状況、機能診断手法、機能保全対策検討手法、最適整備構想策定手法などの講義と、農業集落排水施設維持管理適正化計画の概要、計画作成に必要な施設調査の概要、再編・集約、施設規模・処理方式の適正化、省エネ技術等の新技術等の導入等の適正化対策の検討手法及び計画作成の具体例等の講義を行いました。 講師として登壇された農林水産省 農村振興局整備部 地域整備課の細山田係長からは「農業集落排水事業制度について(ストックマネジメントの取組への支援)」と題し、集排施設のストックマネジメントのみならず、最新の集排に関連する政策や事業制度についてご講義して頂きました。加えて、兵庫県土地改良事業団体連合会の松本技師からは、『維持管理適正化計画における施設の再編・集約の検討手法の紹介』と題したご講義をいただくなど、政策から実務までを網羅した大変充実した研修を行うことができました。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 令和5年7月7日 写真を見る |
農業集落排水施設エネルギー最適利用システム検討委員会(第1回)の開催 | |
令和5年6月30日(金)、令和5年度・農業集落排水施設エネルギー最適利用システム検討委員会(第1回)を開催しました。 本検討委員会は、令和4年度から4か年の計画で一般社団法人日本有機資源協会と一般社団法人地域環境資源センターで構成する新技術研究開発組合が実施する官民連携新技術研究開発事業について、事業の実施計画や実施手法、エネルギー最適利用システムの実証試験の実施方針等とともに、事業成果となるエネルギー最適利用システムの導入に係る手引書及び実証試験地区のBCPの策定等について、専門的見地からご指導・ご助言をいただくために設置されたものです。 今回の「官民連携新技術研究開発事業」の2年目の第1回委員会では、主に①創エネ技術(太陽光発電施設)、②蓄エネ技術(小規模蓄電池)、③省エネ技術(省エネ機器、省エネ運転)を組み合わせて導入した施設整備の進捗状況やこれまでに収集したデータについて報告するとともに、今後の実証試験の内容等について提案し、有識者の方々から有意義なご指導・ご助言を頂きました。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 令和5年6月30日 写真を見る |
(一社)地域環境資源センター40周年記念講演 | |
令和5年5月30日(火)、東京都港区の航空会館にて「(一社)地域環境資源センター40周年記念講演」を開催しました。 本センターの設立40周年を記念して、東京大学名誉教授の山路永司氏、愛媛大学大学院農学研究科長の治多伸介氏のご両名より御講演を頂きました。 山路先生からは「農業農村の環境と景観」、治多先生からは「集落排水分野の技術進歩と新たな展開方向」と題して、今般の社会情勢等に即した観点からご自身の研究内容等において当センターの活動とも大変関わりの深い分野の経緯、現状と課題、今後期待される方向性等について、大変貴重な御講演を頂きました。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 令和5年5月30日 写真を見る |
令和5年度 農業集落排水施設管理基礎研修会の開催 | |
令和5年5月26日(金)、「令和5年度 農業集落排水施設管理基礎研修会」をWEB形式にて開催しました。 本研修会は、農業集落排水施設に関する事業制度を始め、汚水処理技術、農業集落排水施設の運転、維持管理技術等の基礎的な技術力の習得を図るものです。今年度も県土連や市町村のご担当者など、実務担当者の方々を中心に51名の皆様から参加申し込みをいただき、集落排水施設の維持管理に係る関心の高さを実感いたしました。 当日は、①農業集落排水事業、②維持管理の基礎、③維持管理の実践、④維持管理適正化計画策定の概要の4分野について、講義を行いました。 集落排水施設の基礎的な内容のほか、維持管理の実践と維持管理適正化計画策定の概要について講義しました。特に現在皆様が取り組まれている維持管理適正化計画の策定については詳細を発信し、ご理解を深めることができたと感じております。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 令和5年5月26日 写真を見る |
農業集落排水施設に係る新技術普及研究会 令和5年度総会の開催 | |
令和5年4月25日(火)、「農業集落排水施設に係る新技術普及研究会 令和5年度総会」を開催しました。 新技術普及研究会は、全土連、道府県土連、当センターの集排担当者によって構成され、集排施設に関連する技術を調査研究するとともに、それらの技術を全国に普及することを目的に設置されています。また、年1回開催される総会では、研究会の活動報告や事業計画について情報が共有されるとともに、各地域における集排施設を取り巻く環境等について情報交換がなされています。本年度は、対面及びWEBでのハイブリット開催となり、36団体48名(会場23名、WEB25名)の会員の皆様から参加申し込みをいただきました。 当日は、令和4年度の本研究会の活動報告を行うとともに、令和5年度の事業計画(案)が提示されました。 続いて、事務局より、令和4年度から7年度にかけて実施している研究開発(省エネ(省エネ技術)、創エネ(太陽光発電)、蓄エネ(蓄電池)の技術を実証地区に同時に導入し、非常時(停電時)の事業継続(強靱化)とともに、平常時の維持管理負担の軽減や温室効果ガス排出量削減を可能にし、集排施設における強靭化・グリーン化を推進)について説明が行われました。 その後、「集排汚泥の農地還元の推進」をテーマに事務局からの説明や意見交換を行い、集排汚泥の農地還元に係る課題等について意見が交わされるなど、非常に有意義な情報交換を行うことができました。 撮影場所: 東京都港区 撮影日: 令和5年4月25日 写真を見る |
令和5年度 業務実施方針等説明会の開催 | |
令和5年4月24日(月)、「令和5年度 業務実施方針等説明会」を開催しました。 本説明会は、令和5年度の当センターの業務実施方針等について、会員及び賛助会員の皆様に説明するものです。本年度は対面及びWEBでのハイブリット開催となり、会員196名(会場27名、WEB169名)・賛助会員29名(会場12名、WEB17名)の皆様から参加申し込みをいただきました。特に、市町村のご担当者からの参加が非常に多く、現場からの当センターへのご期待を実感いたしました。 当日は、農業集落排水事業、バイオマス利活用、環境配慮の各分野について農林水産省本省でご担当されている3名の課長補佐の方々より、施策に係る最新情報等について説明いただきました。 続いて、当センターから令和5年度の業務概要について説明いたしました。まず、①農業集落排水部からは、集排施設におけるグリーン化・強靱化の実現に向けた技術を開発するため、平常時・非常時を通じたエネルギーの最適利用方法を検討すること、また、維持管理適正化計画を策定する市町村等への支援を継続して推進すること等を説明しました。次に、②バイオマス技術部から集排汚泥等の農村バイオマスを活用したメタン発酵普及の推進等について説明し、最後に、③農村環境部からは、環境に配慮した施設の整備・保全の手法や環境保全を契機とした地域づくりの調査研究等について説明いたしました。 撮影場所: 東京都港区 撮影日: 令和5年4月24日 写真を見る |
自由民主党 下水道・浄化槽対策特別委員会への出席 | |
令和5年4月13日、自由民主党本部704号室にて、「自由民主党 下水道・浄化槽対策特別委員会」(山本有二委員長)が開催され、「汚水処理事業における汚泥肥料化等の推進に向けた取組等について」議論がなされました。 JARUSは、集排事業関連団体の代表として、農林水産省、総務省、国土交通省、環境省、宮城県登米市、全国複合肥料工業会の代表者とともに出席し、「農業集落排水施設における汚泥肥料化等の推進について」と題したプレゼンテーションを行いました。 プレゼンテーションの冒頭、林田理事長から、令和5年度の農林水産省予算において、昨年の本特別委員会でJARUSが要望した、農業集落排水事業予算の安定的な確保、集排汚泥の肥料化促進のための定額でのソフト施策の創設が実現されたことについて御礼を述べました。 また、仲家専務理事によるプレゼンテーションでは、JARUSの活動紹介、集排汚泥の農地還元に係る調査研究の推進や集排汚泥を利用した肥料の効果や安全性についての実証試験の実施など汚泥肥料化に資する集排施設での多様な取組の紹介等とともに、集排施設を取り巻く課題の解決に向けて、①急増する施設更新のためのハード、ソフト両面の安定的な予算確保、②令和5年度に新設された汚泥肥料化促進のためのソフト施策について現場での利活用拡大と来年度以降の継続的な支援の実現等について国に要望を行いました。 本特別委員会の最後には、山本委員長から、汚泥肥料化を促進するための取組を積極的に推進していくことの必要性等について御発言がありました。 撮影場所: 東京都千代田区 撮影日: 令和5年4月13日 写真を見る |
農業集落排水施設エネルギー最適利用システム検討委員会(第3回)の開催 | |
令和5年3月6日(月)、令和4年度・農業集落排水施設エネルギー最適利用システム検討委員会(第3回)を開催しました。 本検討委員会は、本年度から4か年の計画で一般社団法人日本有機資源協会と一般社団法人地域環境資源センターで構成する新技術研究開発組合が実施する官民連携新技術研究開発事業について、専門的見地からご指導・ご助言をいただくために設置されたものです。 官民連携新技術研究開発事業では、集排施設に太陽光発電施設(創エネ)、蓄電池(蓄エネ)、省エネルギー技術(省エネ)を導入し、非常時における施設の強靭化、平常時の維持管理負担の軽減、温室効果ガス排出量削減を行うための最適なシステム(エネルギー最適利用システム)について研究開発して参ります。その成果は、全国での類似システムの導入検討時の参考になるような「エネルギー最適利用システムの導入に係る手引書」や研究開発を行った地区における「事業継続計画」(BCP)等としてまとめる計画にしています。 本年度最後となった本検討委員会では、エネルギー最適利用システムの研究開発を行うために選定された集排地区(実証地区)における実証試験の準備状況と今後の実施計画等について報告しました。あわせて、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)と行っている共同研究の進捗状況についても報告し、有識者の方々から有意義なご指導・ご助言を頂きました。 今後とも、適時有識者の方々からのご指導・ご助言を反映しつつ、将来、全国の集排施設にてご活用いただけるよう、実証地区関係者の皆様と連携し、非常時、平常時の様々な場面や条件等を想定した実証試験を行い、その成果をとりまとめて参ります。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 令和5年3月6日 写真を見る |
農業集落排水施設維持管理情報調査検討委員会(第3回)の開催 | |
令和5年3月1日(水)、令和4年度農業集落排水施設維持管理情報調査検討委員会(第3回)を開催しました。本検討委員会は、農林水産省から受託した「令和4年度農業集落排水施設維持管理情報調査検討業務」を円滑に推進し、適正な業務成果を確保するために設置されたもので、本年度最後の開催となります。 本業務は、農業集落排水施設管理者の維持管理負担の軽減とともに、農業集落排水汚泥の循環利用の推進、集排施設から排出される温室効果ガスの削減に貢献することを目的とし、①集排施設の維持管理に係る情報のデジタル化、②集排汚泥の循環利用の促進、③集排施設における地球温暖化防止効果のあり方等について検討を行っています。 第3回検討委員会では、事務局(当センター)より、①~③の業務内容それぞれの取りまとめ方針等について報告・説明を行い、有識者委員それぞれの専門分野の視点から、有意義かつ的確なご指導やご助言をいただきました。今後、これらを反映しつつ、最終成果を取りまとめることにしております。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 令和5年3月1日 写真を見る |
令和4年度「九州農政局所管農業農村整備事業等 優良工事等 表彰(業務部門)」受賞 | |
令和4年度「九州農政局所管農業農村整備事業等優良工事等表彰」において「優良業務賞」を受賞しました。 受賞対象業務は『令和3年度地域整備方向検討調査 笠野原地域環境配慮計画検討業務』です。 本業務の実施に当たって、生物調査や景観調査などにおいて専門家に同行してもらい説明しながら助言を得る、また、現地踏査や環境調査が困難なダム湖法面や樹林地ではドローンを活用して調査地域全体を把握し、その内容を専門家検討会で共有するなど「調査の見える化」を心がけて確実な調査成果を得たことなどが評価されたものです。 今年度の優良業務賞の受賞対象業務は、九州農政局管内において令和3年度に完了した業務のうち2千万円以上の105件の中から選ばれた4件です。 令和5年2月20日(月)に九州農政局(熊本市)で行われた表彰式では、宮崎敏行九州農政局長から表彰状が授与され、仲家修一専務理事が謝辞を述べました。 センターとしましては、受賞を機に更なる技術力向上に努め、業務成果及び業務品質の確保に取り組んでまいりたいと考えています。 撮影場所: 熊本県 撮影日: 令和5年2月20日 写真を見る |
令和4年度「田んぼの学校」指導者養成研修in栃木 | |
令和5年1月19日(木)~20日(金)、『「田んぼの学校」指導者養成研修in栃木』を開催しました。多面活動組織も含め全国各地で田んぼの学校を実践しておられる皆さん、県土連、市町村、県の皆さんなど18名の参加をいただきました。 過去二年間はコロナ禍で中止を余儀なくされ今回は3年ぶりの開催でした。コロナ対策としてカリキュラムの短縮、会食中もマスク着用などさまざまな制約の中での開催となりました。 今回の研修会場は、閉校した小学校を宿泊や田舎体験ができる施設として活用されている「星ふる学校くまの木」(栃木県塩谷町)にご協力いただきました。研修では、「田んぼの学校」の指導者の役割、野外活動を行う際の安全管理、「星ふる学校くまの木」の説明、また、あらためて考える農村の自然環境の価値、について講義がありました。また、様々なフィールドで様々な立場から様々な活動をしておられる研修参加者の皆様の相互交流にも短い時間の中ではありましたが取り組みました。 冬の活動メニューとして「くまの木」の皆さんの指導の下、わら細工と味噌づくりの体験学習も行いました。初めての体験の方がほとんどで、大いに盛り上がるとともに「持ち帰って自分たちの活動にも取り込みたい」との声も聞かれました。 参加者の皆様からは、時間が短かったことが残念とのご意見が多数ありましたが、「生々しい事故の体験談もあり、安全管理の重要性を再認識した」「少子高齢化、過疎…、大人も含めた学習会などを通じた地域全体の連携交流が一層重要になってくると感じた」「生物多様性の観点をより一層活動に盛り込んでいきたい」「多面支払い活動を初めて知った/多面活動の重要性を再認識した」「研修参加者の皆さんの前向きな姿勢は見習わなければならないと刺激を受けた」などの感想が寄せられました。また、廃校の活用に取り組むなどしておられる方々からは「くまの木」の活動が大変参考になった、とも。皆さん「講義で得た知識や他の参加者の活動事例を自らの活動に活かしていきたい」と。 撮影場所: 栃木県塩谷町 撮影日: 令和4年1月20日 写真を見る |
新技術提案制度に基づく性能確認向けの汚水処理技術委員会(第2回)の開催 | |
当センター賛助会員が開発した新技術を農業集落排水に広く導入・普及することを目的とした新技術提案制度に基づき、関西化工(株)より申請のあった「上澄水排出装置」の性能確認を行うための汚水処理技術委員会(第2回)を開催しました。 第2回委員会では申請者である関西化工(株)等により、第1回委員会でのご指摘事項に対する検討結果を報告し、その内容について審議していただきました。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 令和4年12月23日 写真を見る 新技術提案制度とは? |
農業集落排水施設維持管理情報調査検討委員会(第2回)の開催 | |
令和4年12月21日(水)、令和4年度農業集落排水施設維持管理情報調査検討委員会(第2回)を開催しました。本検討委員会は、農林水産省から受託した「令和4年度農業集落排水施設維持管理情報調査検討業務」を円滑に推進し、適正な業務成果を確保するために設置した有識者委員会であり、本年度中に3回開催する予定にしています。 本業務は、農業集落排水施設管理者の維持管理負担の軽減とともに、農業集落排水汚泥の循環利用の推進、集排施設から排出される温室効果ガスの削減に貢献することを目的としており、具体的には、①維持管理情報のデジタル化、②集排汚泥の循環利用の促進、③集排施設における地球温暖化防止効果のあり方等について検討を行います。 第2回検討委員会では、事務局(当センター)より、①~③それぞれの現時点の進捗状況、検討内容、実施方針等について説明を行い、有識者委員それぞれの専門分野の視点から、有益かつ的確なご提案やご助言をいただきました。今後、本検討委員会での議論を業務にしっかり反映させ、有意義な成果が確保できるよう業務を実施してまいります。 また、過日、稼働している集排施設を対象とした実態調査にご協力いただいた6市町とともに、全国の市町村を対象としたアンケート調査にご協力いただき、大変ありがとうございました。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 令和4年12月21日 写真を見る |
農業集落排水施設エネルギー最適利用システム検討委員会(第2回)の開催 | |
令和4年12月9日(金)、令和4年度・農業集落排水施設エネルギー最適利用システム検討委員会(第2回)を開催しました。 本検討委員会は、本年度から4か年の計画で一般社団法人日本有機資源協会と一般社団法人地域環境資源センターで構成する新技術研究開発組合が実施する官民連携新技術研究開発事業について、事業の実施計画や実施手法、エネルギー最適利用システムの実証試験の実施方針等とともに、事業成果となるエネルギー最適利用システムの導入に係る手引書及び実証試験地区のBCPの策定等について、専門的見地からご指導・ご助言をいただくために設置されたものです。 今回の「官民連携新技術研究開発事業」では、太陽光発電施設(創エネ)、蓄電池(蓄エネ)、省エネルギー技術(省エネ)の実証試験を行う地区選定、実証試験にて行う研究開発案・調査内容案について提案するとともに、農研機構との共同研究の進捗状況を報告し、有識者の方々から有意義なご指導・ご助言を頂きました。 本検討委員会後、新技術研究開発組合は、実証地区を決定して公表しました(12月14日)。 今後、実証地区の関係者の方々と連携しながら、令和7年度まで続くこれら実証地区における研究開発の成果が、全国の集排施設にてご活用いただけるよう、様々な場面や条件等を想定した実証試験を進めて参ります。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 令和4年12月9日 写真を見る |
令和4年度 農業集落排水計画設計士技術講習会の開催 | |
令和4年11月24日(木)、「令和4年度 農業集落排水計画設計士技術講習会」を開催しました。 本講習会は、農業集落排水計画設計士を対象とした技術講習会であり、計画設計士登録後の継続教育の一環として、業集落排水事業を取り巻く状況は大きく変化する中、事業制度の新設・拡充、新しい技術開発情報などを習得するために開催するものです。 新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、今年度もWEB開催となりましたが、県土連、コンサルタント、維持管理関係の皆様から、33人の参加申し込みをいただきました。 当日は、「農業集落排水施設の現状と課題」、「集落排水施設効率性向上実証事業について」、「機能強化・切替改築に適した各種処理方式と改築事例について」、「農業集落排水施設の維持管理について」、「農業集落排水施設のストックマネジメントについて」、「農業集落排水施設設計指針の改定概要及びコンクリート防食の手引きについて」、「農業集落排水施設の統廃合事例について」の7講義を山口県土地改良事業団体連合会橋岡課長補佐及び当センター職員から行いました。 講習会後のアンケート等では、大変有意義かつ具体的なご意見やご提案等も多く頂戴しておりますところ、今後の講習会はもとより、当センターの業務運営にしっかり活用して参りたいと考えています。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 令和4年11月24日 写真を見る |
JICA技術協力のボリビア国訪日研修会の報告 | |
国際協力機構(JICA)は、2016年8月からボリビア多民族国コチャバンバ県との間で、技術協力プロジェクト「コチャバンバ県統合水資源管理能力強化プロジェクト」を実施しており、今般、日本での水管理・水利用の習得を目的に訪日研修を行っています。 今回、当センターは、JICAから研修講師の派遣要請を受けて、令和4年10月27日に「農業集落排水及び汚泥処理に関する取組等」をテーマにした講演と、集落排水施設及び合併処理浄化槽についての現地説明を行いました。 なお、この度の現地研修会においては久喜市上下水道部下水道施設課及び埼玉県土地改良事業団体連合会の皆さま、事前の資料作成においては愛知県新城市、愛知県土地改良事業団体連合会の皆さまから多大なご協力を頂きましたことに対して感謝申し上げます。 撮影場所:①座学講義:東京都渋谷区、②現地研修:埼玉県久喜市及び桶川市 撮影日: 令和4年10月27日 写真を見る |
農業集落排水施設維持管理情報調査検討委員会(第1回)の開催 | |
令和4年9月7日(水)、令和4年度農業集落排水施設維持管理情報調査検討委員会(第1回)を開催しました。本検討委員会は、農林水産省から受託した「令和4年度農業集落排水施設維持管理情報調査検討業務」を適切に実施するために設置した有識者委員会であり、本年度中に3回開催する予定にしています。 本業務は、農業集落排水施設管理者の維持管理負担の軽減とともに、農業集落排水汚泥の循環利用の推進、集排施設から排出される温室効果ガスの削減に貢献することを目的としており、具体的には、①維持管理情報のデジタル化、②集排汚泥の循環利用の促進、③集排施設における地球温暖化防止効果のあり方等について検討を行います。 第1回検討委員会では、事務局(当センター)より、業務の目的、検討内容、実施方針等について説明を行い、有識者委員それぞれの専門分野の視点から、有益かつ的確なご提案やご助言をいただきました。今後、本検討委員会での議論を業務にしっかり反映させ、有意義な成果が確保できるよう業務を実施してまいります。 また、本業務では、稼働している集排施設を対象とした実態調査や市町村アンケート調査等を予定しておりますので、調査依頼等が接到いたしました折には、ご理解とご協力を賜りますよう何卒宜しくお願い申し上げます。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 令和4年9月7日 写真を見る |
新技術提案制度に基づく性能確認向けの汚水処理技術委員会(第1回)の開催 | |
当センター賛助会員が開発した新技術を農業集落排水に広く導入・普及することを目的とした新技術提案制度に基づき、関西化工株式会社殿より申請のあった「上澄水排出装置」の性能確認を行うための汚水処理技術委員会(第1回)を開催しました。 同委員会では申請内容や性能確認方法等を審議していただきました。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 令和4年9月6日 写真を見る |
農業集落排水施設エネルギー最適利用システム実証地区公募要領説明会の開催 | |
令和4年8月9日(火)、農業集落排水施設エネルギー最適利用システム実証地区公募要領説明会を開催しました。 本説明会は、令和4年度から4か年の計画で一般社団法人日本有機資源協会と一般社団法人地域環境資源センターで構成する新技術研究開発組合が実施する官民連携新技術研究開発事業について、事業の実施計画や実施手法、エネルギー最適利用システムの実証試験地区を選定するための公募要領の説明を行いました。 なお、公募の最終締め切りは令和4年9月16 日17 時となっております。 また、今回の説明会に参加されていない市町村におかれましても応募の選定には支障が無いことを申し添えいたします。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 令和4年8月9日 写真を見る |
令和4年度生きもの調査指導者養成全国研修会 | |
令和4年8月4日(木)~5日(金)、愛知県安城市において「令和4年度 生きもの調査指導者養成全国研修会in愛知」を開催しました。 昨年度は、新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が発せられたことを受けて開催を断念せざるを得ませんでしたが、本年度は、研修会参加者の皆さま、講師の方々、そして地元の榎前(えのきまえ)環境保全会の皆さまにも多大なるご理解とご協力をいただきながら、徹底したコロナウイルス感染症対策を講じつつ無事開催することができました。榎前環境保全会の皆さまには、会の取組みをご紹介いただいたほか、会場の設営から実習の運営など全面的にお世話になりました。 本年度の研修会は、東北から九州まで全国各地の環境保全活動団体やその活動を支える土地改良事業団体連合会、県・市町村といった幅広い団体そして幅広い年齢層の22名の皆様にご参加いただきました。 初日は、「生きもの調査の目的」、「代表的な生きものの種の同定、識別点」、「榎前の環境」について講義を行いました。農研機構(農工研)からも「生きもの環境水路評価ツール」などの情報提供をいただきました。2日目は、実際に現地の水路などで魚類等の「採捕」や「写真撮影・記録」の実習を行いました。また、榎前環境保全会が取り組んでおられる「水田魚道」の現地説明もしていただきました。 現地実習では、当初心配された天候にも恵まれ、研修参加者の皆さまは真剣にタモ網での採捕実習に取り組み、採捕した生物種の同定、写真撮影にも実際に取り組まれました。水田魚道説明では、魚道の仕組みのほか、地域活動との関わりについての説明に真剣に耳を傾けておられました。研修に参加された皆さまからは、「生きもの調査の意義や内容について理解を深めることができた」「次回の研修はぜひウチでやってほしい」など多くの好評をいただき、「生きもの調査」について学んでいただく貴重な研修会となりました。 撮影場所: 愛知県安城市榎前町 撮影日: 令和4年8月5日 写真を見る |
令和4年度 農業集落排水(ストックマネジメント)研修会の開催 | |
令和4年7月8日(金)、「令和4年度 農業集落排水(ストックマネジメント)研修会」をWebにて開催致しました。本研修会には、市町村、土地連等の約30名の方に参加して頂きました。 本研修会は、農業集落排水事業に携わる技術者を対象として、農業集落排水施設におけるストックマネジメントの基本的な知識や実施手法の習得を目的としています。 講義は、ストックマネジメントに関する事業制度から、これまでの取組み状況、最新の知見や技術による施設の機能診断手法、機能保全計画(個別施設計画)検討手法、最適整備構想策定手法などの講義とこれらに関連する事例紹介を行いました。 講師として登壇された農林水産省整備部地域整備課の吉牟田係長からは「農業集落排水事業制度について」と題し、集排施設のストックマネジメントのみならず、最新の集排に関連する政策や事業制度についてご講義して頂きました。加えて、積水化学工業株式会社の田中部長、大分県土地改良事業団体連合会の阿南課長補佐からは、それぞれ、『管路施設の機能保全対策の紹介』、『機能診断調査及び最適整備構想策定の実施例について』と題したご講義をいただくなど、政策から実務までを網羅した大変充実した研修を行うことができました。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 令和4年7月8日 写真を見る |
農業集落排水施設エネルギー最適利用システム検討委員会(第1回)の開催 | |
令和4年6月24日(金)、令和4年度・農業集落排水施設エネルギー最適利用システム検討委員会(第1回)を開催しました。 本検討委員会は、令和4年度から4か年の計画で一般社団法人日本有機資源協会と一般社団法人地域環境資源センターで構成する新技術研究開発組合が実施する官民連携新技術研究開発事業について、事業の実施計画や実施手法、エネルギー最適利用システムの実証試験の実施方針等とともに、事業成果となるエネルギー最適利用システムの導入に係る手引書及び実証試験地区のBCPの策定等について、専門的見地からご指導・ご助言をいただくために設置されたものです。 今回の「官民連携新技術研究開発事業」の初年度の第1回委員会では、主に①創エネ技術(太陽光発電施設)、②蓄エネ技術(小規模蓄電池)、③省エネ技術(省エネ機器、省エネ運転)を組み合わせて導入し、平常時・非常時を通じた集排施設におけるエネルギー最適利用システムの研究開発するための実施方針案、実証試験を行う実証地区を選定するための公募要領案等について提案し、有識者の方々から有意義なご指導・ご助言を頂きました。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 令和4年6月24日 写真を見る |
令和4年度 水田魚道設置指導者全国研修会 | |
令和4年6月14日(火)から15日(水)にかけて、宮城県栗原市において、水田魚道設置指導者全国研修会を開催しました。研修生9名のほか、聴講生12名(初日の講義だけを聴講)合計21名の参加のもと、初日は「水田魚道普及の現状と今後の課題」、「水田魚道の開発・普及と波付のU型、丸形の設置方法と管理について」講義を行い、2日目は屋外にて、水田魚道の組立・設置の実習を行いました。また、宮城県伊豆沼・内沼サンクチュアリセンターにおいて、ラムサール条約登録湿地の「伊豆沼・内沼」の自然環境や環境保全に係る活動内容を説明して頂きました。 撮影場所: 宮城県栗原市 撮影日: 令和4年6月15日 写真を見る |
令和4年度 農業集落排水施設管理基礎研修会の開催 | |
令和4年5月24日(火)・25日(水)、「令和4年度 農業集落排水施設管理基礎研修会」を開催しました。 本研修会は、農業集落排水施設に関する事業制度を始め、汚水処理技術、農業集落排水施設の運 転、維持管理技術等についての基礎的な講義を皆様に説明するものです。昨年度の2倍以上となる82人の皆様から参加申し込みをいただきました。特に、県土連や市町村のご担当者など、例年以上に実務担当者の参加が多く、施設の維持管理に係る関心の高さを実感いたしました。 当日は、①農業集落排水事業、②維持管理の基礎、③維持管理の実践、④維持管理適正化計画策定、⑤肥料の制度改正の5分野について、講義を行いました。 集落排水施設の基礎的な内容のほか、維持管理適正化計画策定の概要、肥料法改正に伴う制度改正等、最新の情報についても講義しました。特に維持管理適正化計画の策定等については積極的な質疑応答が展開され、WEB開催ながら双方向のやり取りを実施することができました。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 令和4年5月25日 写真を見る |
農業集落排水施設に係る新技術普及研究会 令和4年度総会の開催 | |
令和4年4月22日(金)、「農業集落排水施設に係る新技術普及研究会 令和4年度総会」を開催しました。 新技術普及研究会は、全土連、府県土連、当センターの集排担当者によって構成され、集排施設に関連する技術を調査研究するとともに、それらの技術を全国に普及することを目的に設置されています。また、年1回開催される総会では、研究会の活動報告や事業計画について情報が共有されるとともに、各地域における集排施設を取り巻く環境等について情報交換がなされています。本年度は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、WEB開催となりましたが、34会員の皆様から参加申し込みをいただきました。 当日は、令和3年度の本研究会の活動報告を行うとともに、令和4年度の事業計画(案)が提示されました。 事業計画(案)に関し、事務局より、令和4年度から7年度にかけて実施する研究開発(①省エネ(省エネ技術)、②創エネ(太陽光発電)、③蓄エネ(蓄電池)の技術を実証地区に同時に導入し、非常時(停電時)の事業継続(強靱化)とともに、平常時の維持管理負担の軽減や温室効果ガス排出量削減を可能にし、集排施設における強靭化・グリーン化を推進)等について説明が行われました。 その後、「維持管理適正化計画」をテーマに意見交換を行い、全国の会員土連の体制強化の状況や維持管理適正化計画策定に係る課題や検討状況等について意見を交わされるなど、非常に有意義な情報交換することができました。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 令和4年4月22日 写真を見る |
令和4年度 業務実施方針等説明会の開催 | |
令和4年4月21日(木)、「令和4年度 業務実施方針等説明会」を開催しました。 本説明会は、令和4年度の当センターの業務実施方針等について、会員及び賛助会員の皆様に説明するものです。WEB開催となりましたが、会員170名・賛助会員39名の皆様から参加申し込みをいただきました。特に、市町村のご担当者からの参加が非常に多く、現場からの当センターへのご期待を実感いたしました。 当日は、農業集落排水事業、バイオマス利活用、みどりの食料システム戦略の各分野について農林水産省本省でご担当されている3人の課長補佐の皆様から、施策に係る最新情報等について説明いただきました。 続いて、当センターから令和4年度の業務概要について説明いたしました。まず、①農業集落排水部からは、平常時・非常時を通じたエネルギーの最適利用方法を検討し、集排施設におけるグリーン化・強靱化の実現に向けた技術開発を開始すること、また、新たな集排事業の採択要件となった維持管理適正化計画を策定する市町村等への支援を推進すること等を説明しました。次に、②バイオマス技術部から集排汚泥等の農村バイオマスを活用したメタン発酵普及の推進等について説明し、最後に、③農村環境部からは、環境に配慮した施設の整備・保全の手法や環境保全を契機とした地域づくりの調査研究等について説明いたしました。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 令和4年4月21日 写真を見る |
自由民主党 下水道・浄化槽対策特別委員会への出席 | |
令和4年3月16日、自由民主党本部702号室にて、「自由民主党 下水道・浄化槽対策特別委員会」(山本有二委員長)が開催され、「汚水処理事業の脱炭素化等の推進について」議論がなされました。 JARUSは、集排事業関連団体の代表として、農林水産省、総務省、国土交通省、環境省、浄化槽関連団体の代表者とともに出席し、「農業集落排水施設の脱炭素化等の推進について」と題したプレゼンテーションを行いました。 プレゼンテーションの冒頭、田中理事長からは、令和4年度・農林水産省予算の概算決定において、昨年5月の本特別委員会でJARUSが要望した、集排事業の円滑な推進に必要な予算の確保、エネルギーの有効利用の加速化のための予算の確保等が実現されたことについて御礼を述べました。 また、仲家専務理事によるプレゼンテーションでは、JARUSの活動紹介、省エネ技術の普及や資源循環の推進など、脱炭素化に貢献する集排施設での多様な取組の紹介等とともに、集排施設を取り巻く課題の解決に向けて、①集排事業を着実な推進に必要なハード及びソフト予算の安定的な確保、②脱炭素化に資する資源循環やエネルギー効率化の加速化のための支援の実現、③脱炭素化のみならず、施設の強靱化、維持管理負担の軽減に資する、デジタル化の検討に必要な支援の実現等について国に要望を行いました。 本特別委員会の最後には、山本委員長から、各プレゼンテーションに対するご理解を述べつつ、脱炭素化等に貢献する汚水処理部門における画期的かつ持続性のある取組を積極的に推進していくことの必要性等についてご発言がありました。 撮影場所: 東京都千代田区 撮影日: 令和4年3月16日 写真を見る JARUS提出資料 |
集落排水施設効率性向上実証事業検討委員会(第3回)の開催 | |
令和4年3月1日(火)、集落排水施設効率性向上実証事業(事業期間:平成29年度~令和3年度)の効率的かつ効果的な実施を実現するために創設された「集落排水施設効率性向上実証事業検討委員会」の本年度第3回委員会を開催し、5年間の進めてきた事業成果の最終取りまとめに向けて、専門的な知識や経験を有する有識者(委員)からご指導及びご助言をいただきました。 本事業では、集排施設の老朽化に伴う維持管理負担の増大等の課題が深刻化する中、集排施設が農村地域の生活インフラとしての役割を持続的かつ安定的に果たしていくため、①低コスト型汚水処理システム及び②小規模メタン発酵システムの開発、更には、後世に集排施設に関わる技術を残すための③総合的な技術書の作成・普及を進めて参りました。 委員会では、事務局がこれら取組に係る5年間の事業成果を報告しました。委員の皆様からは、成果内容への高い評価とともに、成果の今後の有効な活用方法等について貴重なアドバイスを頂戴しました。最終成果物にはこれらを適正に反映し、当センターとしては、本事業で得た成果(財産)を今後の集排技術の持続的な発展のために利活用して参ります。 事業を無事に終え、今後の研究開発の可能性を広げる充実した成果を確保できたのは、本委員会の委員の皆様からの的確かつ具体的なご助言及びご指導によるものであり、心より感謝しております。 同時に、本事業への深いご理解とともに、集排施設のご使用等について寛大なるご支援をいただいた埼玉県吉見町や徳島県佐那河内村をはじめ、事業を円滑に実施するために多大なご尽力いただいた徳島県庁、徳島県農業試験場、共同研究として高度なご知見をご提供いただいた農研機構、京都大学、新技術研究開発組合としてともに事業を実施いただいた(一社)日本有機資源協会、実証に協力いただいた多くの関係企業、さらには、行政的見地からご指導いただいた農林水産省の皆様方に対し、この場をお借りして、心より御礼を申し上げます。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 令和4年3月1日 写真を見る |
農業集落排水施設維持管理効率化検討委員会(第3回)の開催 | |
令和4年2月21日(月)、「農業集落排水施設維持管理効率化検討委員会」(第3回)を開催しました。 第1回、第2回の検討委員会後、市町村へのアンケート調査、経営改善に取り組み効果を上げている市町村への現地調査、集排関係企業からの最新の技術情報の聞き取り調査などを踏まえ、維持管理適正化計画作成の手引きを取りまとめております。有識者の皆様から、集排施設の特徴である資源循環や農業用水としての利用の検討、国の施策として強く押し出しているカーボンニュートラルや施設の強靱化の取扱いといった観点から、ご意見を多数いただきました。 また、集排施設の維持管理情報のデジタル化についても、アンケートや関係機関からの聞取り当を踏まえ、集排におけるデジタル化の方向性(青写真)を取りまとめてまいりました。委員からは、デジタル化・システム化の今後の進め方に関する指導・助言をいただきました。さらには、デジタル化の中における集排らしさと、システム導入による具体的な効果を青写真に示してほしい、といったご要望を承りました。 委員会でのご指摘・ご意見に留意して、今後成果を取りまとめることとしております。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 令和4年2月21日 写真を見る |
農業集落排水施設維持管理効率化検討委員会(第2回)の開催 | |
令和3年12月17日(金)、「農業集落排水施設維持管理効率化検討委員会」(第2回)を開催しました。 第1回の検討委員会の後、「維持管理適正化計画」、「農村整備事業」、「デジタル化」、「再エネ」などをキーワードとした市町村へのアンケート調査、経営改善に取り組み効果を上げている市町村への現地調査、集排関係企業からの最新の技術情報の聞き取り調査などを実施いたしました。また、維持管理情報のデジタル化に係る検討にあっては、市町村へのアンケート調査とあわせ、関係機関への技術情報や取組状況等に係る聞き取り調査などの実施いたしました。 第2回検討委員会では、これら調査に係る事務局からの中間報告に対し、有識者の皆様から、維持管理適正化計画の作成の手引き案(業務成果物)の取りまとめの方向性、集排の特徴(集排らしさ)を捉えたデジタル化の推進方策についてご助言や留意点などを頂戴いたしました。今後、これらのご指摘等を踏まえつつ、調査結果の分析・検証、成果物の取りまとめ等を進めて参ります。 多くの方々のご協力の下で実施された上述アンケート調査(中間取りまとめ)の結果から、集排施設に携わる市町村職員の実態(年齢層や経験年数など)、組織の体制(人員・技術者不足)、保守点検企業に頼らざるを得ない維持管理の現状、更には、財政的な課題を抱えているが故の施設のその場しのぎの単純更新、施設の老朽化に伴う修繕費の増加など、現場の実態が浮き彫りになって参りました。そして、アンケート調査様式の自由記載の欄には、市町村の担当者からの維持管理適正化計画の策定を通して維持管理費の軽減などを目指したいという強い想いが伝わって参りました。改めて、維持管理適正化計画の創設意義の深さや期待される役割の重要性について再認識することができました。 また、集排施設の適切な管理に資する維持管理情報等のデジタル化については、集排施設におけるデジタル化の取組に顕著な遅れがみられる一方で、維持管理の効率化に向けた、デジタル化への期待や活用方法に関する意見が市町村から多々ございました。集排ならではの特徴を捉えたデジタル化の体系、デジタルデータの活用方法など、集排らしいデジタル化の推進方策とは何かを考えながら、引き続き、調査分析を進めてまいります。 最後に、アンケート調査、現地調査、技術情報収集などの実施に当たり、多大なるご理解と御協力、更には、有益な情報のご提供をいただきました、集排施設を管理する全国すべての市町村等に対し、この場をお借りして感謝申し上げます。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 令和3年12月17日 写真を見る |
令和3年度 石川県農業農村整備事業推進協議会研修会(集排関係)への出席 | |
令和3年12月10日、石川県農業農村整備事業推進協議会が主催する「石川県農業農村整備事業推進協議会研修会」(於:石川県土地改良事業団体連合会)が開催され、石川県庁、石川県内市町村、石川県土連の集落排水担当職員の方々がご出席される中、当センターの松田集落排水部次長と内澤上席研究員が講師としてそれぞれ「農業集落排水施設の現状と課題(維持管理適正化計画の策定に向けて)」、「農業集落排水施設の機能強化対策事業及び統廃合について」と題した講義を行いました。 また、本研修会では、主催者代表としてご挨拶に立たれた石川県土連の前寺専務理事が、石川県内の集排事業関係業務の動向や今後の方向性等について述べられるとともに、講師である石川県土木部都市計画課の川本技師は、新たな集排事業に係る詳細な制度内容や今後の予算管理についてご説明されるなど、当センターにとっても、大変充実したご講義等を拝聴することができました。更には、全国の集落排水施設が、本格的な更新時期を迎える中、ハード事業前に作成される「維持管理適正化計画」の策定の意義深さを改めて確信する機会ともなりました。 当センターとしては、本年度、これまで処理方式の開発などで蓄積した専門知識と経験を活用して、維持管理適正化計画の策定のご支援をさせていただくための新たな技術支援業務「維持管理適正化計画策定支援業務」を創設いたしました。本技術支援業務をはじめ、集排施設全般に関し、何かお気に掛かることがございましたら当センターにお問い合わせください。 最後に、今回、このような充実した研修会を開催し、円滑に運営していただいた石川県農業農村整備事業推進協議会及び石川県土地改良事業団体連合会の関係者の方々にこの場をお借りして御礼申し上げます。 撮影場所: 石川県金沢市 撮影日: 令和3年12月10日 写真を見る |
令和3年度 農業集落排水計画設計士技術講習会の開催 | |
令和3年11月30日(火)、「農業集落排水計画設計士技術講習会」を開催しました。 本講習会は、農業集落排水計画設計士を対象として、標記の技術講習会を開催しており、登録後においても事業制度の新設・拡充、新しい技術開発など、農業集落排水事業を取り巻く状況は大きく変化してきているため、農業集落排水事業に関する最新の技術、情報を習得し、引き続き技術力の向上を図って頂くことを目的として開催するものです。昨年度はコロナウイルス感染拡大の観点から中止し、今年度はWEB開催となりましたが、県土連、コンサルタント、維持管理関係の皆様から、38人の参加申し込みをいただきました。 当日は、農業集落排水に係る維持管理適正化計画の策定、機能強化・切替改築等の各種技術、維持管理等、ストックマネジメント、設計、参考事例等、最新の情報について7講義を実施し、埼玉県土地改良事業団体連合会齊藤部長及び当センター職員から講義いたしました。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 令和3年11月30日 写真を見る |
集落排水施設効率性向上実証事業検討委員会(第2回)の開催 | |
令和3年11月12日(金)、「集落排水施設効率性向上実証事業検討委員会」を開催しました。 本委員会は、平成29年度から5か年の計画で進めてきた集落排水施設効率性向上のための実証事業について、専門的知見を有する有識者(委員)よりご指導及びご助言をいただくものです。 今回は、集落排水施設効率性向上実証事業において実施しているテーマ(①低コスト型汚水処理システムの開発、②小規模メタン発酵システムの開発、③総合的な技術書の作成・普及)に係る事業の進捗や成果物の整理状況等について事務局から報告しました。委員からは、今後の集排技術の発展に向け、事業を通して得られた成果を正確かつ詳細に整理して取りまとめるようにご指導いただくとともに、各種実証データや手引書を取りまとめに当たっての注意事項等についてご助言をいただきました。 今後、本委員会にて頂戴した事項に対処した上で、5か年の技術的な成果の取りまとめに向けて全力を尽くして参ります。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 令和3年11月12日 写真を見る |
農業集落排水施設維持管理効率化検討委員会(第1回)の開催 | |
令和3年9月21日(火)、「農業集落排水施設維持管理効率化検討委員会」を開催しました。 当委員会では、①農林水産省が令和3年度に新設した「農村整備事業」(集落排水事業)において採択要件となった「維持管理適正化計画」の策定に活用される「維持管理適正化計画策定の手引き(案)」の作成、②政府全体として、インフラ施設の維持管理の効率化の観点から、維持管理情報等のデジタル化を推進する方針が示される中、農業集落排水施設の施設情報、維持管理情報等のデジタル化に向けた調査検討等に向けて、有識者の皆様の幅広いアドバイス等をご提供いただきました。 現在、集排施設を管理する市町村では、厳しい財政状況の下、老朽化した施設に加え人口減少のため増え続ける維持管理負担が深刻化しています。また、市町村の集排技術に精通した職員が減少してしまい、集排施設の機器や運転管理に係る現状分析や対処方針等について維持管理企業に頼りきりなってしまっている施設もあります。そういった中、多くの施設が新設後20年を迎え、先進的な技術を導入した効率的かつ経済的な集排施設に見直すための絶好の機会であるにもかかわらず、故障した機器、或いは、耐用年数を経過した機器を単純に交換するだけの更新事業にならざるを得ない状況となっています。 こうした現状にあって、「維持管理適正化計画」では、施設整備当初から変化した社会情勢を踏まえて、①施設の再編・集約、②処理方式の適正化、③省エネ技術やICT等の導入可能性など、維持管理の効率化・適正化を実現するための検討を実施することになっています。 本年度開催される当委員会では、集排施設を管理し、「維持管理適正化計画」を作成する方々にとってわかりやすい手引き(案)の作成、維持管理の効率化に資する集排施設の維持管理情報のデジタル化の在り方等について、有識者の皆様より、ご指導・ご助言を賜りながら今年度中に成果をとりまとめていくこととしております。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 令和3年9月21日 写真を見る |
自由民主党 下水道・浄化槽対策特別委員会への出席 | |
令和3年8月26日、自由民主党本部にて、「自由民主党 下水道・浄化槽対策特別委員会」(山本有二委員長)が開催され、JARUSは、農林水産省、総務省、国交省、環境省の担当者、下水道関係団体、浄化槽関係団体とともに出席いたしました。 今回は、本年5月27日、JARUSを含む関係団体からの要望を受けて委員会にてまとまられた、「汚水処理施設の強靭化・グリーン化等の推進(提言)」と題した提言に対する農林水産省、国土交通省、環境省の対応状況等についてご担当者からご説明がありました。 農林水産省地域整備課の香山課長からは、補助事業として新設された「農村整備事業」、また、維持管理負担の軽減を実現するための「維持管理適正化計画」(定額助成)の策定を通じて、集排施設の強靭化・グリーン化を強力に推進していく方針であるとのご説明がありました。 また、今後、更なる強靭化・グリーン化の進展を図るため、集排施設に省エネ・創エネ・蓄エネ技術を導入して相互利用することによって、常時、非常時のエネルギー最適利用の可能性を追求するための実証事業の創設に係るお考えが紹介されました。 農林水産省等からのご説明を受け、JARUSの仲家専務理事から、①ハード事業、ソフト施策の推進に必要な補助事業予算の確保、②強靭化・グリーン化に資する地域エネルギーの有効利用の加速化など、地域情勢を踏まえたJARUSの要望に対する農林水産省の対応への御礼とともに、今後、令和4年度農林水産省予算における実現に向けた期待を述べました。 ご参加の議員からは、災害が頻発化・激甚化する中、汚水処理施設がライフラインとしてその役割を果たすための強靭化、「2030年温室効果ガス削減目標を46%」にするという政府全体の目標実現に資する汚水処理におけるグリーン化の推進の必要性等について大所高所からご発言がありました。 撮影場所: 東京都千代田区内 撮影日: 令和3年8月26日 写真を見る |
集落排水施設効率性向上実証事業検討委員会(第1回)の開催 | |
令和3年7月29日(木)、「集落排水施設効率性向上実証事業検討委員会」を開催しました。 本委員会は、平成29年度から5か年の計画で進めている集落排水施設効率性向上のための実証事業について、専門的知見を有する有識者(委員)より指導・助言をいただくものです。 今回の委員会では、主に「低コスト型汚水処理施設の実証」における性能評価試験の実施状況、「小規模メタン発酵システムの実証」として実施されている液肥を利用した営農試験の成果や小規模メタン発酵施設導入検討の手引き案の策定状況、「総合的な技術書の作成・普及」は集排の技術情報を広く活用してもらうためのホームページの作成状況について報告いたしました。 委員の皆様より、いただいた貴重なご助言を踏まえて実証事業の成果を取りまとめていくこととしております。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 令和3年7月29日 写真を見る |
令和3年度 農業集落排水(ストックマネジメント)研修会の開催 | |
令和3年7月8日(木)・9日(金)、「令和3年度農業集落排水(ストックマネジメント)研修会」をWebにて開催致しました。本研修会には、県、市町村、土地連、コンサル等の約30名の方に参加して頂きました。 本研修会は、農業集落排水事業に携わる技術者を対象として、農業集落排水施設における基本的なストックマネジメントの知識や実施手法の習得を目的としています。 講義は、ストックマネジメントに関する事業制度から、これまでの取組み状況、最新の知見や技術による施設の機能診断手法、機能保全計画(個別施設計画)検討手法、最適整備構想策定手法などの講義とこれらに関連する事例紹介を行いました。また、農林水産省整備部地域整備課の高森係長には「農業集落排水事業制度」と題して講義して頂きました。 また、10月中旬には、本研修会の講義内容にもあった「最適整備構想(施設監視5年計画)」について、の実習形式の研修会を予定しているので、あわせてご参加下さい(9月中旬の受付開始予定)。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 令和3年7月9日 写真を見る |
自由民主党 下水道・浄化槽対策特別委員会への出席 | |
令和3年5月19日、自由民主党本部901号室にて、「自由民主党 下水道・浄化槽対策特別委員会」(山本有二委員長)が開催され、「汚水処理施設の強靭化・グリーン化等の推進について」議論がなされました。 JARUSは、農林水産省、総務省、国土交通省、環境省の担当者、下水道団体、浄化槽団体とともに出席し、JARUSの活動紹介、集排施設における強靭化・グリーン化の取組状況、維持管理の効率化に向けたデジタル化の推進等についてプレゼンテーションを行いました。 また、田中理事長による冒頭あいさつでは、昨年度要望した集排事業の補助金化が令和3年度の農林水産省予算にて実現したことについて御礼を述べました。 ご参加の議員からは、ハード事業のみならず、ソフト施策(調査、計画策定等)の着実な推進や汚水処理部門における地球温暖化対策への積極的な貢献等の必要性についてご発言がありました。 なお、今回の委員会では、これまでの委員会での議論を踏まえた提言案についても議論がなされ、今後、取りまとめられる予定になっています。 撮影場所: 東京都千代田区内 撮影日: 令和3年5月19日 写真を見る |
令和3年度 農業集落排水施設管理基礎研修会の開催 | |
令和3年5月13日(木)・14日(金)、「令和3年度 農業集落排水施設管理基礎研修会」を開催しました。 本研修会は、農業集落排水施設に関する事業制度を始め、汚水処理技術、農業集落排水施設の運 転、維持管理技術等についての基礎的な講義の皆様に説明するものです。初めてのWEB開催となりましたが、34人の皆様から参加申し込みをいただきました。特に、県土連や市町村のご担当者など、例年以上に実務担当者の参加が多く、施設の維持管理に係る関心の高さを実感いたしました。 当日は、①農業集落排水施設について、②維持管理の基礎、③維持管理の実践、④施設の長寿命化に向けた管理技術の4分野について、当センター職員から講義いたしました。 集落排水施設の基礎的な内容のほか、新設された農業集落排水事業の概要(「維持管理適正化計画」の要件化他)等、最新の情報についても講義しました。当センターの維持管理適正化計画策定業務や維持管理のポイントについて積極的な質疑応答が展開され、WEB開催ながら双方向のやり取りを実施することができました。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 令和3年5月13日 写真を見る |
農業集落排水施設に係る新技術普及研究会 令和3年度総会の開催 | |
令和3年4月20日(火)、「農業集落排水施設に係る新技術普及研究会 令和3年度総会」を開催しました。 本説明会は、本研究会会員である全土連及び府県土連の皆様に当センターの新技術について説明し、普及を図るものです。昨年度から引き続きWEB開催となりましたが、例年を大きく上回る、33会員の皆様から参加申し込みをいただきました。 当日は、当センターの令和2年度の活動報告を行い、事務局より、①低コスト型汚水処理システムの開発、②小規模メタン発酵システムの実証等ついて進捗報告をいたしました。 また、令和3年度の事業計画(案)について説明しました。 その後、令和3年度に新設したJARUSの地域支援業務である「維持管理適正化計画策定支援業務」をテーマに意見交換を行い、農業集落排水事業の補助金化への期待や維持管理適正化計画策定に係る課題や検討状況等について、会員土連と意見を交わし、情報共有を図ることができました。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 令和3年4月20日 写真を見る |
令和3年度 業務実施方針等説明会の開催 | |
令和3年4月19日(月)、「令和3年度 業務実施方針等説明会」を開催しました。 本説明会は、令和3年度の当センターの業務実施方針等について、会員及び賛助会員の皆様に説明するものです。初めてのWEB開催となりましたが、例年を大きく上回る、173会員・30賛助会員の皆様から参加申し込みをいただきました。特に、市町村のご担当者からの参加は例年より非常に多く、現場からの当センターへのご期待を実感いたしました。 当日は、農業集落排水事業・バイオマス利活用・景観配慮の3分野について、農林水産省本省の3人の担当課長補佐から、最新の施策概要について説明いただきました。 続いて、当センターから令和3年度の業務概要について説明いたしました。主に、①農業集落排水部からは、令和3年度新規事業の農村整備事業における「維持管理適正化計画」の策定要件化に対応した「維持管理適正化計画作成支援業務」の受託業務メニューとしての創設等、②バイオマス技術部からは集排汚泥等の農村バイオマスを活用したメタン発酵実証事業の推進等、③農村環境部からは、環境に配慮した施設の整備・保全の手法及び個別地区の環境配慮のあり方の調査研究等について説明いたしました。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 令和3年4月19日 写真を見る |
集落排水施設効率性向上実証事業検討委員会(第3回)の開催 | |
令和3年3月15日(月)、「集落排水施設効率性向上実証事業検討委員会」を開催しました。 本委員会は、平成29年度から5か年の計画で進めている集落排水施設効率性向上のための実証事業について、専門的知見を有する有識者より指導・助言をいただくものです。 事業も残り1年となり、事業を構成する3つのテーマもそれぞれ大詰めの段階となっております。 今回の委員会では、「低コスト型汚水処理施設の実証」は、性能評価試験の状況と今後の対応、「小規模メタン発酵システムの実証」は、汚泥と生ごみを投入した現場実証の実施状況と液肥を利用した営農試験の取組、「総合的な技術書の作成・普及」は、過年度の成果のとりまとめ状況を報告しました。 今回も委員の皆様より、貴重なご助言をいただきました。これを踏まえて事業を進め、あと1年で成果を取りまとめていくこととしております。 なお、今回も、新型コロナウィルス感染症の影響から、委員は各職場などからオンライン形式で参加し、感染症拡大防止にご協力いただきました。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 令和3年3月15日 写真を見る |
農業集落排水施設ICT技術導入検討委員会(第3回)の開催 | |
令和3年3月2日(火)、「農業集落排水施設ICT導入検討委員会」を開催しました。 調査検討を通じ、集落排水施設への遠方監視システムの導入によって、施設管理者等の維持管理負担の軽減効果が期待できるという調査結果となりました。また、遠方監視システムの導入を検討する市町村の担当者向け普及啓発資料を取りまとめ、各専門分野の委員からご指導・助言をいただきました。さらには、維持管理に活用できる最新技術の調査結果なども踏まえ、資源循環やストックマネジメントの観点から、農業集落排水施設らしいICTのさらなる利活用方法に係る議論の進展を期待する声をいただきました。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 令和3年3月2日 写真を見る |
農業集落排水施設ICT技術導入検討委員会(第2回)の開催 | |
令和2年12月24日(木)、「農業集落排水施設ICT導入検討委員会」を開催しました。 集落排水施設の維持管理を効率化し、その負担軽減を図るため、ICT技術の活用可能性を検討しているところであり、集落排水施設を利用している市町村を対象とした実態調査結果や関連企業から収集した最新技術の情報を取りまとめ、有識者の皆様からのご助言を踏まえた普及啓発資料を作成する予定です。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 令和2年12月24日 写真を見る |
集落排水施設効率性向上実証事業検討委員会(第2回)の開催 | |
令和2年12月17日(木)、「集落排水施設効率性向上実証事業検討委員会」を開催しました。 本委員会は、平成29年度から5か年の計画で進めている集落排水施設効率性向上のための実証事業について、専門的知見を有する有識者より指導・助言をいただくものです。 事業も残り1年少々となり、これまでの実証の試行錯誤を成果として取りまとめる重要な時期となっております。まず、事業で実施している「低コスト型汚水処理施設の実証」では、委員会からの的確な指導の下で、本年9月に埼玉県吉見町での実証を無事に終え、12月に一般財団法人日本建築センターに実証機を移設し、性能評価試験を受験する体制を整えています。また、「小規模メタン発酵システムの実証」では、徳島県佐那河内村に設置したメタン発酵の実証装置に汚泥と生ごみを投入した試験が8月に開始され、併せて液肥を利用した営農試験も進められています。更に、これまでのJARUSの研究開発成果を取りまとめることを目的とした「総合的な技術書の作成・普及」では、過年度の成果を整理しつつ、来年度のシステム整備に向けて検討を進めています。 今回も委員の皆様より、貴重なご意見をいただきました。これを踏まえて事業を実施し、成果を取りまとめていくこととしております。 なお、今回も、新型コロナウィルス感染症の影響から、委員は各職場などからオンライン形式で参加し、感染症拡大防止にご協力いただきました。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 令和2年12月17日 写真を見る |
農業集落排水施設ICT技術導入検討委員会(第1回)の開催 | |
令和2年10月27日(火)、「農業集落排水施設ICT導入検討委員会」を開催しました。 近年、集落排水施設の維持管理を取り巻く状況は、市町村の厳しい財政状況、担当職員の減少、施設の老朽化に加え、頻発する災害への対応など、負担の増加が課題となっています。 その一方で、ICT分野では技術開発と普及が進み、政府の「未来投資戦略2018」では、インフラの維持管理にICTを導入した「次世代インフラ・メンテナンス・システムの構築」が提唱されているところです。 このような背景のなか、集排施設の効率的な維持管理に向けたICT活用を促進するため、市町村の実態調査や最新技術の情報収集等を行い、市町村向けの普及啓発資料等を作成することとしております。 本委員会において有識者の皆様よりご指導・ご助言を賜りながら今年度中に成果をとりまとめていくこととしております。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 令和2年10月27日 写真を見る |
令和2年度 最適整備構想(施設監視5年計画)策定実習 | |
令和2年10月15日(木)~16日(金)東京都港区の当センター6Fの会議室にて「令和2年度 最適整備構想(施設監視5年計画)策定実習」を開催いたしました。本年度の研修会には、3地方自治体より参加していただきました。 本実習は、農業集落排水事業に携わる技術者を対象として、農業集落排水施設における最適整備構想(施設監視5年計画)の策定を目的としています。実習は、「農業集落排水施設におけるストックマネジメントの手引き(施設監視編)」、「最適整備構想(施設監視5年計画)作成要領」、「はじめての農業集落排水施設の施設監視ハンドブック」等を活用して最適整備構想の策定方法を説明し、参加者が持参した資料を基に最適整備構想の策定実習を行いました。農業集落排水施設について、インフラ長寿命化計画(行動計画)等で、最適整備構想(個別施設計画)の策定率を本年度中に100%を目指している中、この実習では最適整備構想の策定に関する疑問点について参加者同士で意見交換や情報共有していただく有意義な場にもなりました。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 令和2年10月15日、16日 写真を見る |
令和2年度生きもの調査指導者養成全国研修会 | |
令和2年9月15日(火)~16日(水)、千葉県佐倉市にて「生きもの調査指導者養成全国研修会」を開催しました。 今回は、新型コロナウイルス感染症への対策のため、募集定員を20名(例年は30名程度)とするとともに、受講生や外部講師にも協力いただき、マスクの着用、除菌・消毒、換気、検温等の各対策を徹底して実施しました。 千葉県内を中心に、全国から多面的機能支払交付金活動団体や土地改良事業団体連合会等の17名の受講生に参加いただいて研修会を開催し、初日は、「生きもの調査の目的」、「代表的な生きものの種の同定、識別点」等について講義を行いました。また、2日目は、印旛沼の歴史や環境について学んだ後、屋外にて魚類等の「採捕」や「写真撮影・記録」等の実習を行いました。 2日目の実習では、当初心配された天候にも恵まれ、各受講生は真剣にたも網での採捕実習に取り組むとともに、その後の生物の同定や写真撮影の説明でも、積極的に質問が出されていました。受講生からは、「具体的な話で大変参考になった」、「講義の説明が分かりやすかった」、「事例を含めもう少し深く知りたいと思った」、「講義、実習時間がもう少しあれば良かった」、「実際に調査を行うには、さらに勉強が必要と感じた」など、今後の活動につながる積極的な意見が聞かれました。 撮影場所: 千葉県佐倉市 撮影日: 令和2年9月16日 写真を見る |
集落排水施設効率性向上実証事業検討委員会(第1回)の開催 | |
令和2年7月15日(水)、「集落排水施設効率性向上実証事業検討委員会」を開催しました。 本委員会は、平成29年度から5か年の計画で進めている集落排水施設効率性向上のための実証事業について、専門的知見を有する有識者より指導・助言をいただくものです。 事業も4年目となり、事業成果の取りまとめに向けてより一層重要な時期となっております。「低コスト型汚水処理施設の実証」は、同システムの処理性能の中間評価について、「小規模メタン発酵システムの実証」は、メタン発酵試験の状況及び液肥を利用した営農試験等の予定について、集排施設の「総合的な技術書の作成・普及」はこれまでの取りまとめ状況と今後の進め方について説明し、委員より指導・助言を頂きました。 センターでは、委員会での貴重なご意見を踏まえて事業を実施し、成果を取りまとめていくこととしております。 なお、今回は、新型コロナウィルス感染症の影響から、委員並びに農林水産省の担当者は各職場からオンライン形式で参加し、感染症拡大防止にご協力いただきました。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 令和2年7月15日 写真を見る |
自民党下水道・浄化槽対策特別委員会への出席 | |
令和2年3月24日、自由民主党本部101号室にて、「自由民主党下水道・浄化槽対策特別委員会」が開催されました。 この委員会は、汚水処理に関心のある国会議員による委員会であり、農水省、総務省、国交省、環境省の担当者に加えて、当日は下水道4団体、浄化槽1団体とともに、当センターも出席いたしました。 委員会の中では、発言の機会をいただき、農業集落排水事業の技術開発の現状とICT化について、意見を述べさせていただきました。 3名の議員より農業集落排水事業に関するご発言があり、農業集落排水に対しては、国が政策誘導し計画的に施設整備がなされるよう個別補助事業制度を創設すべき、等の指摘がありました。 撮影場所: 東京都千代田区 撮影日: 令和2年3月24日 写真を見る 議事次第 JARUS提出資料 |
2020年1月 中国視察団(農業農村部環境保護科学研究監視観測所)への農業集落排水研修会の報告 | |
2020年1月に中国視察団の農業農村部環境保護科学研究監視観測所の研究者3名((一社)日中協会のご担当者1名+通訳1名の合計5名)に対して「農村汚水処理技術システム研修会」を実施いたしました。 この研修会は(一社)日中協会からの講演依頼を当センターが受けて、日本での農業集落排水事業の概要及び集落排水の汚水処理技術について講演をいたしました。 視察団の皆さんは真面目にかつ熱心に説明を聞きながら、鋭い質問をされておられました。 撮影場所: 東京都港区 撮影日: 令和2年1月14日 写真を見る |
2019年12月 中国天津市農業科学院における農業集落排水研修会の報告 | |
2019年12月に中国天津市の農業科学院の研究者5名(+通訳1名)による「農村の生活排水の高度処理及び資源化技術に関する研修会」が日本にて開催されております。 この研修会の一環として当センターでは、日本での農業集落排水事業の概要と集落排水施設からの処理水と汚泥の再利用について座学の講義を行い、また、実集落排水施設にて汚水処理フロー及び各単位装置の処理機構等について説明を行いました。研修団の皆さんは汚水処理の専門家であり、真面目にかつ熱心に説明を聞きながら、鋭い質問をされておられました。 撮影場所: ①座学講義:東京都港区、②現地研修:埼玉県吉見町 撮影日: 令和元年12月19日 写真を見る |
令和元年度 千葉県農業集落排水施設維持管理研修会 | |
令和元年11月26日(火)pmに千葉県農業集落排水協議会の首記研修会が開催されました。本研修会は集落排水の維持管理に係る市町村担当者及び維持管理組合等を対象に、集落排水施設の維持管理についての座学と実施設での現地研修により、効率的な維持管理に役立てることを目的に実施されました。当センターからは本研修会向けに講師派遣の要請を受けて対応いたしました。 本研修会では特に風水害被災時の処理施設での運転方法と被災発生から工事着工までの諸申請手続きについても説明しました。千葉県内の自治体はまさに風水害被災と長期停電対応を経験したばかりであり、質疑応答もこれに集中いたしました。 撮影場所: 千葉県山武市 撮影日: 令和元年11月26日 写真を見る JARUSからの講師派遣 |
集落排水施設効率性向上実証事業検討委員会(第2回)の開催 | |
令和元年11月21日(木)、徳島県佐那河内村において、「集落排水施設効率性向上実証事業検討委員会」を開催しました。 本委員会は、平成29年度から5ヶ年計画で進めている集落排水施設効率性向上のための実証事業について、専門的知見を有する有識者より指導・助言を頂くものです。 今回は「小規模メタン発酵システムの実証」について、佐那河内村内の集排処理施設敷地内に実証装置の設置工事が概ね完了したことから、現地にて説明を行いました。また、メタン発酵と併せて、汚泥に生ごみや特産のスダチを搾った残りの皮を混ぜて発酵させた液肥利用の検討に資するため、徳島市農協農産工場にて搾汁工程を視察しました。 検討委員会では、「低コスト型汚水処理施設の実証」についての現場実証試験の状況、「小規模メタン発酵システムの実証」の室内試験の状況、集排施設の「総合的な技術書の作成・普及」は民間事業者の活用のアンケート調査結果を報告し、各委員より今後の方向性について指導・助言を賜りました。 当センターでは、委員会でのご意見を踏まえ、今後の実証試験や調査を実施し、事業成果をとりまとめていくこととしております。 撮影場所: 徳島県佐那河内村内 撮影日: 令和元年11月21日 写真を見る |
「田んぼの学校」収穫祭(小野市立来住小学校) | |
令和元年11月20日(水)、小野市立来住小学校の「田んぼの学校」収穫祭に参加しました。 (一社)地域環境資源センターが推進している「田んぼの学校」は、今年の春、20周年を迎えました。来住小学校も今年でちょうど20回目の収穫祭であり、「田んぼの学校」20周年みんなで祝おう会(メモリアル収穫祭)が開催されました。会では、20年前のほ場整備をきっかけに「田んぼの学校」が始まったこと、環境整備について関心が高まったこと、地域特産のおそば「きすみのそば」の誕生は、この「田んぼの学校」がきっかけになっていることなど、当時の担当教諭よりお話しがあり、児童たちは熱心に耳をかたむけていました。当センターからもお祝いを申し上げ、「田んぼの学校」の旗とシールをお贈りして、20周年を一緒に祝いました。 来住小学校のように長年「田んぼの学校」を実施している小学校・団体等は全国に広がっています。当センターでは、全国各地で行われている「田んぼの学校」がこれからも地域のみなさまによって一層活発に行われるよう支援してまいります。 撮影場所: 兵庫県小野市 撮影日: 令和元年11月20日 写真を見る |
令和元年度 最適整備構想(施設監視5年計画)策定実習 | |
令和元年10月17日(木)~18日(金)東京都港区の当センター6Fの会議室にて「令和元年度 最適整備構想(施設監視5年計画)策定実習」を開催致しました。研修会には、自治体、土地改良事業団体連合会より参加して頂きました。 最適整備構想(施設監視5年計画)策定実習は、農業集落排水事業に携わる技術者を対象として、農業集落排水施設における最適整備構想(施設監視5年計画)の策定を目的としています。 実習は、「農業集落排水施設におけるストックマネジメントの手引き(施設監視編)」、「最適整備構想(施設監視5年計画)作成要領」、「はじめての農業集落排水施設の施設監視ハンドブック」等を活用して最適整備構想の策定方法を説明し、参加者の持参した資料を基に最適整備構想の策定実習を行いました。この実習では最適整備構想の策定に関する疑問点について参加者同士で意見交換や情報共有して頂く場にもなりました。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 令和元年10月17日 写真を見る |
令和元年度生きもの調査指導者養成全国研修会 | |
令和元年10月3日(月)~4日(火)、新潟県新潟市にて「生きもの調査指導者養成全国研修会in 新潟」を開催しました。全国から32名もの多数の研修生が参集し、2日間にわたる研修が行われました。 初日は、生きもの調査の計画の策定・安全管理等の企画に関する講義、代表的な生きものの種の同定、識別等の専門的技術に関する講義を行いました。 2日目は、十二潟に会場を移動し、現地における調査技術の取得等を目的とした「採捕実習」「採捕された生物の同定作業」「写真撮影・調査記録」を研修生自らが実施する実践的な研修を行いました。 本研修で初めて採捕を行う研修生もいたようですが、安全に十分留意し、熱心に採捕を行う姿が見られました。 定員を上回る参加者数であったため、これまで以上に入念な事前準備が必要とされましたが、参加した受講生からは、「種の同定・識別の方法等、専門的な技術まで学ぶことができた」、「今後の活動に早速役立てたい」など、今後の活動につながる意欲的な意見が聞かれました。 撮影場所: 新潟県新潟市 撮影日: 令和元年10月4日 写真を見る |
農業集落排水施設風水害対応検討委員会(第1回)の開催 | |
「農業集落排水施設風水害対応検討委員会」を開催しました。 平成30年7月豪雨では、農業集落排水施設も多大な被害を受けました。このことから、今後の風水害に備えるため、事前準備、被災施設対応、被災住民のトイレの整備(集排施設を活用したマンホールトイレを含む)を盛り込んだ「農業集落排水施設風水害対応の手引き」をとりまとめることとしております。 農業集落排水施設を管理する自治体の皆様にとって有効な手引きとなるよう、本委員会にて、有識者の皆様よりご指導を賜りながら、調査・検討を進めてまいります。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 令和元年8月30日 写真を見る |
農業農村工学会創立90周年記念式典で当センターが感謝状を授与 | |
令和元年8月27日(火)、東京都千代田区内幸町 イイノホールにおいて、公益社団法人 農業農村工学会の主催による「農業農村工学会創立90周年記念式典」が開催されました。 記念式典では、日本文学研究者 国文学研究資料館長 東京大学名誉教授 ロバート キャンベル氏により、「風土の『時間』をめぐる考察」と題した記念講演が行われました。 また、式典のなかで、農業業農村工学に関する学術・技術の発展と人材育成に貢献したとして55団体に感謝状が贈呈され、当センターは、村上学会長より仲家専務理事に感謝状が授与されました。 撮影場所: 東京都千代田区内 撮影日: 令和元年8月27日 写真を見る |
一般社団法人日中協会依頼の訪日研修(中国 広西チワン族自治区農村振興日本研修団)への対応 | |
(一社)日中協会は、令和元年7月14日から3週に渡り中国の「広西チワン族自治区農村振興日本研修団(23名)」の研修を実施されています。 同研修団は、農村の振興、環境保全、特徴ある農村作り等について日本の経験、政策を学ぶために来日しています。 本研修の一環として(一社)日中協会から当センターが依頼を受けて、農業集落排水事業の概要、農業集落排水施設における処理水と汚泥の農地還元、日本国内のバイオマス事業の動向について講義をいたしました。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 令和元年7月24日 写真を見る |
令和元年度「田んぼの学校」指導者養成研修in静岡 | |
令和元年7月12日(金)~13日(土)、「田んぼの学校」指導者養成研修in静岡を開催しました。多面的機能支払活動団体の方やふるさと水と土指導員の方、県職員・県土連職員の方など、総勢19名が参加されました。 今回の研修は、NPO法人せんがまち棚田倶楽部と菊川市の協力の下、世界農業遺産に認定された「静岡の茶草場農法」に隣接する倉沢の棚田「せんがまち」(静岡県菊川市)にて開催し、美しい棚田を保全するためにどんな取組をしているか、協力しているのはどんな人たちなのか、開催しているプログラムにはどんなものがあるかなど、「田んぼの学校」の企画運営に必要な知識や視点について学習しました。 特に、体験学習「いきもの教室」では、活動の協力メンバーである静岡大学棚田研究会と一緒にフィールドにて生きものを採捕し、せんがまちの生態系の豊かさを実感しました。 参加者たちからは、「地元の方々の熱意が心に残った」や「実際に棚田を見られたり、生きもの調査を実施できたことは、とても貴重な体験だった」などの感想が寄せられました。 撮影場所: 菊川市倉沢の棚田「せんがまち」 撮影日: 令和元年7月12日 写真を見る |
令和元年度 農業集落排水(ストックマネジメント)研修会 | |
令和元年7月11日(木)~12日(金)、東京都港区の田中田村町ビル新橋にて「令和元年度農業集落排水(ストックマネジメント)研修会」を開催致しました。研修会には、県市町村、土地連、コンサル等より参加して頂きました。 農業集落排水(ストックマネジメント)研修会は、農業集落排水事業に携わる技術者を対象として、農業集落排水施設における基本的なストックマネジメント手法の習得を目的としています。 講義は、ストックマネジメントに関する事業制度から、これまでの取り組み状況、最新の知見による施設の機能診断手法、機能保全対策検討手法、最適整備構想策定手法などの講義とこれらに関連する事例紹介を行いました。また、農林水産省 整備部 地域整備課の松永係長には「事業制度」について講義して頂きました。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 令和元年7月11日、12日 写真を見る |
集落排水施設効率性向上実証事業検討委員会(第1回)の開催 | |
令和元年7月4日(木)、一般社団法人地域環境資源センター会議室において、「集落排水施設効率性向上実証事業検討委員会」を開催しました。 本委員会は、平成29年度から5ヶ年計画で進めている集落排水施設効率性向上のための実証事業について、専門的知見を有する有識者より指導・助言を頂くものです。 事業も3年目を迎え、これまでの検討事項を成果に繋げられるよう整理していく段階となっています。「低コスト型汚水処理施設の実証」では、現地実証試験の処理状況について改めて認識を共有化し、今後の方向性について各委員より知見を賜りました。「小規模メタン発酵システムの実証」は、今夏の実証装置の設置工事と室内試験の状況を、集排施設の「総合的な技術書の作成・普及」は、過年度の調査を深堀りしていくことを説明し、指導・助言を頂きました。 センターでは、委員会での貴重なご意見を踏まえ、今後の実証試験や調査を実施し、事業成果をとりまとめていくこととしております。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 令和元年7月4日 写真を見る |
農業集落排水施設のコンクリート防食工に関する検討委員会(第2回)の開催 | |
令和元年7月3日(水)、センター会議室において、「農業集落排水施設のコンクリート防食工に関する検討委員会(第2回)」を開催しました。 本委員会は、センターが発刊している、「農業集落排水施設のコンクリート防食設計・施工の手引き(設計編・施工編)」と「農業集落排水施設のコンクリート劣化・診断・補修の手引き(案)」及び「農業集落排水施設設計指針」の防食工に関する項の改訂について、専門的見地から指導・助言をいただくもので、学識経験者等5名から構成されています。 今回の委員会では、設計指針の改訂原案及び「農業集落排水施設のコンクリート防食の手引き(案)」の構成・内容を説明し、今後の改訂作業に向けて貴重な指導・助言を頂きました。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 令和元年7月3日 写真を見る |
性能確認向けの汚水処理技術委員会の現地視察及び委員会(第2回)実施対応 | |
賛助会員が開発した新技術を農業集落排水に広く導入・普及することを目的とした新技術提案制度に基づき、申請のあった「超微細気泡式昇降機能付散気装置」の性能確認のため、埼玉県比企郡滑川町和泉地区農業集落排水施設にて、令和元年5月23日に汚水処理技術委員会による現地視察を行い、併せて同委員会(第2回)を開催いたしました。 申請者の(株)第一テクノと当センターによる視察案内及び委員会説明を行い、本散気装置の性能確認を実施いたしました。 真摯にご指導いただいた委員各位に深く感謝いたします。 撮影場所: 埼玉県滑川町和泉農業集落排水施設 撮影日: 令和元年5月23日 写真を見る 新技術提案制度とは? |
集落排水施設効率性向上実証事業検討委員会(第3回)の開催 | |
平成31年3月15日(金)、一般社団法人地域環境資源センター(以下、「センター」という。)会議室において、「集落排水施設効率性向上実証事業(以下、「本事業」という。)検討委員会」を開催しました。 本委員会は、センターが平成29年度から5ヶ年の予定で実施している本事業について、専門的見地から指導・助言をいただくものです。 第3回委員会は、今年度の最後にあたり、埼玉県吉見町の北部中央地区クリーンセンターで現地実証中の「低コスト型汚水処理システムの実証」、徳島県佐那河内村に地区選定し、実証試験機の製作、室内試験等を実施中の「小規模メタン発酵システムの実証」及び農業集落排水関係の技術書について体系的整理等を行う「総合的な技術書の作成・普及」それぞれについて、今年度の実施状況説明し、委員からは来年度以降の効率的な実証につなげる視点での貴重な指導・助言をいただきました。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 平成31年3月15日 写真を見る |
集落排水区域におけるディスポーザー導入検討委員会(第3回)の開催 | |
平成31年3月1日(金)、センター会議室において、農林水産省の請負調査の一環で「集落排水区域におけるディスポーザー導入検討委員会(第3回)」を開催しました。 本委員会は、センターが実施する集落排水区域におけるディスポーザー導入による汚水処理機能への影響等について調査、分析及び資料作成について、専門的・技術的見地から助言・指導を得るもので、学識経験者等5名から構成されています。 今回の委員会は、今年度業務とりまとめ前の委員会であり、現地調査結果を報告した上で、本業務の成果となる啓発普及資料①地区事例集②導入効果編③製品・技術・保守体制編の原案を提示し、貴重な指導・助言を頂きました。啓発普及資料については、今後農林水産省のホームページで公表される予定です。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 平成31年3月1日 写真を見る |
平成30年度 最適整備構想(施設監視5年計画)策定実習【新規】 | |
平成31年1月24日(木)~25日(金)、東京都港区の当センター6Fの会議室にて「平成30年度最適整備構想(施設監視5年計画)策定実習」を開催致しました。研修会には、5つの土地連より参加して頂きました。 最適整備構想(施設監視5年計画)策定実習は、農業集落排水事業に携わる技術者を対象として、農業集落排水施設における最適整備構想(施設監視5年計画)の策定を目的としています。 実習は、「農業集落排水施設におけるストックマネジメントの手引き(施設監視編)」、「最適整備構想(施設監視5年計画)作成要領」、「はじめての農業集落排水施設の施設監視ハンドブック」を活用して最適整備構想の策定方法を説明した後に、参加者の持参した資料を基に最適整備構想の策定を行いました。この実習では最適整備構想の策定に関する疑問点について参加者同士で意見交換して頂く場にもなりました。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 平成31年1月24日 写真を見る |
農業集落排水施設のコンクリート防食工に関する検討委員会(第1回)の開催 | |
平成30年12月25日(火)、センター会議室において、「農業集落排水施設のコンクリート防食工に関する検討委員会」を開催しました。 本委員会は、センターが発刊している、「農業集落排水施設のコンクリート防食設計・施工の手引き(設計編・施工編)」と「農業集落排水施設のコンクリート劣化・診断・補修の手引き(案)」の改訂および「農業集落排水施設設計指針」の防食工に関する項の改訂について、専門的見地から指導・助言をいただくもので、学識経験者等5名から構成されています。 今回の委員会では、事務局から改訂の方針、手引きの目次案、設計指針の改訂案などを説明し、今後の改訂作業に向けて貴重な指導・助言を頂きました。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 平成30年12月25日 写真を見る |
「平成30年度 田園自然再生活動の集い」の開催 | |
平成30年12月10日(月)、東京都文京区の東京大学弥生講堂一条ホールにて、「平成30年度 田園自然再生活動の集い」を開催しました。全国各地から田園自然再生活動に携わる活動団体や行政職員、教育関係者など約110名が集まり、熱心に講演に耳を傾け、活発な意見交換が行われました。 撮影場所: 東京都文京区内 撮影日: 平成30年12月10日 写真を見る 開催報告を見る |
集落排水施設効率性向上実証事業検討委員会(第2回)の開催 | |
平成30年12月7日(金)、センター会議室において、「集落排水施設効率性向上実証事業(以下、「本事業」という。)検討委員会」を開催しました。 本委員会は、一般社団法人地域環境資源センターが平成29年度から5ヶ年の予定で実施している本事業について、専門的見地から指導・助言をいただくものです。 第2回委員会は、埼玉県吉見町の北部中央地区クリーンセンターで現地実証中の「低コスト型汚水処理システムの実証」、徳島県佐那河内村に地区選定し、室内試験等を実施中の「小規模メタン発酵システムの実証」及び集落排水関係の技術書について体系的整理等を行う「総合的な技術書の作成・普及」それぞれについて、今年度の実施状況を説明し、委員から貴重な指導・助言をいただきました。これを踏まえ、実証事業を着実に推進して参ります。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 平成30年12月7日 写真を見る |
集落排水区域におけるディスポーザー導入検討委員会(第2回)の開催 | |
平成30年11月2日(金)、センター会議室において、農林水産省の請負調査の一環で「集落排水区域におけるディスポーザー導入検討委員会(第2回)」を開催しました。 本委員会は、センターが実施する集落排水区域におけるディスポーザー導入による汚水処理機能への影響等について調査、分析及び資料作成について、専門的・技術的見地から助言・指導を得るもので、学識経験者等5名から構成されています。 今回の委員会では、8月から9月にかけて実施した市町村へのアンケート調査結果の報告、これを踏まえた現地調査地区の決定、先行して現地調査を実施した地区の結果報告、今後とりまとめる啓発資料の素案を説明し、貴重な指導・助言を頂きました。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 平成30年11月2日 写真を見る |
平成30年度 第2回農業集落排水(ストックマネジメント)研修会 | |
平成30年10月25日(木)~26日(金)、東京都港区の当センター6Fの会議室にて「平成30年度第2回農業集落排水(ストックマネジメント)研修会」を開催致しました。研修会には、市町村、土地連、コンサル等より参加して頂きました。 農業集落排水(ストックマネジメント)研修会は、農業集落排水事業に携わる技術者を対象として、農業集落排水施設における基本的なストックマネジメント手法の習得を目的としています。 講義は、ストックマネジメントに関する事業制度から、これまでの取り組み状況、最新の知見による施設の機能診断手法、機能保全対策検討手法、最適整備構想策定手法などの講義とこれらに関連する事例紹介を行いました。また、農林水産省 整備部 地域整備課の赤岸係長には「事業制度」について講義して頂きました。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 平成30年10月26日 写真を見る |
平成30年度生きもの調査指導者養成全国研修会 | |
平成30年9月3日(月)~4日(火)、富山県砺波市、氷見市にて「生きもの調査指導者養成全国研修会」を開催しました。研修生17名の参加のもと、初日は、「生きもの調査の目的」、「代表的な生きものの種の同定、識別点」等について講義を行いました。また、2日目は、ひみラボ水族館の取組みについて学んだ後、屋外にて「採捕」や「写真撮影・記録」等の実習を行いました。 台風接近のため、2日目午後に予定していた世界遺産「五箇山」(中山間総合整備事業による景観配慮の事例地区)の視察は取りやめとなりましたが、参加した受講生からは「ひみラボ水族館のような施設にもっと行きたかった」や「深い内容まで学ぶことができた」、「今後の取組み意欲がわく大変有意義な研修でした」など、今後の活動につながる積極的な意見が聞かれました。 撮影場所: 富山県氷見市内 撮影日: 平成30年9月4日 写真を見る |
平成30年7月豪雨災害に関する要請活動 (農業集落排水施設の災害復旧における補助率かさ上げの緊急要請活動) |
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平成30年8月28日(火)、参議院議員進藤金日子事務所および農林水産省において、平成30年7月豪雨災害に関する要請活動を実施しました。 要請内容は、これまで、地震被害のみが対象であった集落排水施設の激甚災害時の補助率かさ上げについて、豪雨や台風災害時も対象となるよう制度拡充です。 撮影場所: 東京都千代田区内 撮影日: 平成30年8月28日 写真を見る 要請活動 |
集落排水区域におけるディスポーザー導入検討委員会(第1回)の開催 | |
平成30年8月6日(月)、センター会議室において、農林水産省の請負調査の一環で「集落排水区域におけるディスポーザー導入検討委員会(第1回)」を開催しました。 本委員会は、センターが実施する集落排水区域におけるディスポーザー導入による汚水処理機能への影響等について調査、分析及び資料作成について、専門的・技術的見地から助言・指導を得るもので、学識経験者等5名から構成されています。 今回の委員会では、事務局から市町村へ依頼するアンケート調査や事例地区の現地調査(3地区)における聞取り内容等を説明し、今後の調査実施に向けて貴重な指導・助言を頂きました。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 平成30年8月6日 写真を見る |
松江市で災害時復旧支援協力の合同締結式 | |
平成30年8月1日(水)、島根県松江市において、「汚水処理施設の災害時復旧支援協力に関する協定の合同締結式」が開催されました。これは、近年の地震や風水害などの災害が頻発するなかで、松江市として、このような災害が発生した場合に一刻も早くライフラインとしての汚水処理施設の復旧を図るための支援受入れ体制を構築することを目的に、公共下水道、農業集落排水施設及び漁業集落排水施設のそれぞれの知見、技術力を有する各機関と合同の災害時復旧支援に関する協定を締結するものです。 締結式には、松江市、日本下水道事業団、地域環境資源センター、水産土木建設技術センターの各代表等が参加し、農業集落排水施設においては、当センターの「農業集落排水施設災害対策応援に関する協定」への参加申し込み書が、松江市の能海副市長から当センターの仲家専務理事に手渡されました。 松江市の新規加入により、「農業集落排水施設災害対策応援に関する協定」加入団体は全国で242団体となりました。未加入会員の皆様におかれましても、この機会に是非ご参加・ご協力についてご検討いだきますようお願い申し上げます。 撮影場所: 島根県松江市 撮影日: 平成30年8月1日 写真を見る 「農業集落排水施設災害対策応援に関する協定」参加申込み |
平成30年度 水田魚道設置技術研修会 | |
平成30年7月23日(月)から24日(火)にかけて、福島県喜多方市において、水田魚道設置指導者全国研修会を開催しました。研修生20名の参加のもと、初日は喜多方市の多面的機能活動の取組、水田魚道の現状と課題、農村環境の基礎知識、水田魚道の開発・普及と波付U型、丸型の設置方法と管理等について講義を行うとともに、喜多方市における多面的活動組織の取り組み状況等について講義を行い、2日目は屋外にて、水田魚道の組立・設置の実習を行いました。 なお、本研修会の開催にあたりまして、喜多方市熊倉町の皆様には、事前準備から当日の運営に至るまで大変お世話になりました。ありがとうございました。 撮影場所: 福島県喜多方市内 撮影日: 平成30年7月24日 写真を見る |
中国環境企業訪日ミッション団への対応 | |
本中国環境企業訪日ミッション団はJETROなどの協力を得て、これまで10回を超えて組織され、中国環境企業の経営者等が参加・実施されてきました。 2018年度は18名の参加者で7月19日から25日の7日間に、「日本農村地域における環境整備事業の経験と関連技術」について焦点を当てた視察・研修となっています。 今回、当センターではこれまでのJICA事業を通じて接触のあった清華大学 環境学院環境管理与政策教研所:常杪所長からの依頼を受け、本ミッション団に以下の講義と視察案内を行いました。 ①日本の農業集落排水処理事業に関する講義及び意見交換 7月20日午前 センター大会議室 ②農業集落排水処理施設の視察案内及び現場での意見交換 同 日午後 茨城県美浦村 舟子処理施設 撮影場所: 東京都港区内及び茨城県美浦村内 撮影日: 平成30年7月20日 写真を見る |
平成30年度 農業集落排水(ストックマネジメント)研修会 | |
平成30年7月12日(木)~13日(金)、東京都港区のForum S+西新橋にて「平成30年度農業集落排水(ストックマネジメント)研修会」を開催致しました。研修会には、県市町村、土地連、コンサル等より参加して頂きました。 農業集落排水(ストックマネジメント)研修会は、農業集落排水事業に携わる技術者を対象として、農業集落排水施設における基本的なストックマネジメント手法の習得を目的としています。 講義は、ストックマネジメントに関する事業制度から、これまでの取り組み状況、最新の知見による施設の機能診断手法、機能保全対策検討手法、最適整備構想策定手法などの講義とこれらに関連する事例紹介を行いました。また、農林水産省 整備部 地域整備課の赤岸係長には「事業制度」について講義して頂きました。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 平成30年7月13日 写真を見る |
集落排水施設効率性向上実証事業検討委員会(第1回)の開催 | |
平成30年6月22日(金)、埼玉県吉見町のフレサよしみ会議室において、「集落排水施設効率性向上実証事業(以下、「本事業」という。)検討委員会」を開催しました。 本委員会は、一般社団法人地域環境資源センターが平成29年度から5ヶ年の予定で実施している本事業について、専門的見地から指導・助言をいただくものです。 今年度の第1回委員会は、北部中央クリーン施設内に設置している低コスト型汚水処理施設の現地実証機の視察を行った上で、審議を行いました。 審議では、「低コスト型汚水処理システムの実証」について、前回の委員会報告以降のデータ蓄積を踏まえた処理水質等の現状報告。「小規模メタン発酵システムの実証」について、徳島県佐那河内村での実証地区を決定するとともに室内試験の取り組み状況を報告。「総合的な技術書の作成・普及」について、集排施設の再編に関する全国の実態・課題を確認するアンケート内容等を報告した上で、委員から貴重な指導・助言をいただきました。 撮影場所: 埼玉県吉見町内 撮影日: 平成30年6月22日 写真を見る |
「田んぼの学校」生きものウォッチング(中央区立月島第2小学校) | |
平成30年6月20日(水)、中央区立月島第2小学校4年生のみなさんと「田んぼの学校」生きものウォッチングを実施しました。 毎年行われているこのイベントは、手賀沼周辺の田んぼで生きもの調査を実施するプログラムですが、今年は雨天だったため、スタッフが同じ場所で採捕した生きものを教室内で観察するプログラムに変更し実施しました。 プログラムでは、ゲーム「私は誰でしょう」・講義「生きものの種類について」・「生きもの観察会」・講義「田んぼと学校のまわりの生きものをくらべてみると」という流れで生きものについての話をしました。児童たちは普段あまり見ることがない田んぼ周りの生きものを間近で観察し、生きものの実際の大きさや動きについて実感した様子でした。 撮影場所: 千葉県柏市 撮影日: 平成30年6月20日 写真を見る |
平成30年度「田んぼの学校」指導者養成研修in三重 | |
平成30年6月15日(金)~16日(土)、「田んぼの学校」指導者養成研修in三重を開催しました。多面的機能支払活動団体の方や、県職員の方など、総勢16名が参加されました。 研修生は、三重県多気町で行われている「田んぼの学校」活動をしている団体「立梅用水」「多気町勢和地域資源保全活用協議会」による「おまめさんかなぁ」プロジェクトを参考としながら、「田んぼの学校」活動を実際に体験したり、生物保全など地域資源の活かし方や様々な人と連携する地域活動についてのヒントなどを学びました。 特に、体験学習では、「用水路ボートくだり」及び“メダカ池”での「生きもの観察会」を通じて地域資源をどのように活かせるかを実感しました。 研修後は、「実際に体験することが大切だと感じた」や「何かやらなければと強い気持ちになった」「改めて重要性に気付かされた」など今後の活動に積極的な意見が聞かれました。 撮影場所: 三重県多気町 撮影日: 平成30年6月16日 写真を見る |
国際協力機構(JICA)依頼の訪日研修(第3回目)への対応 | |
国際協力機構(JICA)は、中国において実施中の技術協力プロジェクト「環境にやさしい社会構築プロジェクト」(2015年~2021年)の一環として、訪日研修を行っています。 平成29年度は農村環境保全として農村地域の生活汚水処理や汚泥処理等を主に研修を行いました。 平成30年度は農産残さ(家畜排泄物、稲わら等)及び生ごみを対象としたバイオガス事業について焦点を当てた研修となってます。 今回、当センターは、JICAからの要請を受けて、平成30年5月28日にバイオマス技術部 岡庭バイオマスチームリーダーが、「日本国内のバイオガス事業の動向」と題して講演を行いました。 撮影場所: 神奈川県横浜市 撮影日: 平成30年5月28日 写真を見る プロジェクト概要を見る(PDF) |
新技術提案制度に基づく性能確認向けの汚水処理技術委員会(第1回)の開催 | |
賛助会員が開発した新技術を農業集落排水に広く導入・普及することを目的とした新技術提案制度に基づき、(株)第一テクノ殿より申請のあった「超微細気泡式昇降機能付散気装置」の性能確認向けに汚水処理技術委員会(第1回)を開催し、受付審査をいたしました。 同委員会にて申請内容や性能確認方法等を審議し、本件は性能確認事業として実施となりました。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 平成30年5月24日 写真を見る 新技術提案制度とは? |
平成30年度農集落排水施設管理基礎研修会 | |
平成30年5月19日(木)~20日(金)、東京都港区の田中田村町ビル新橋にて「平成30年度農集落排水施設管理基礎研修会」を開催致しました。 農集落排水施設管理基礎研修会は、農業集落排水施設の管理に携わる市町村職員等を対象として、農業集落排水施設の運転、維持管理についての基礎的な知識の習得を目的としています。 講義は、農業集落排水施設に関する事業制度を始め、汚水処理技術、農業集落排水施設の運転、維持管理技術等についての基礎的な内容で、農業集落排水施設の管理に携わる職員の皆様が、運転、維持管理の基礎的なポイントを習得することが出来るものです。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 平成30年5月17日 写真を見る |
平成30年度農業集落排水施設に係る新技術普及研究会総会 | |
平成30年4月20日(金)、東京都港区の機械振興会館にて「平成30年度農業集落排水施設に係る新技術普及研究会総会」を開催致しました。 農業集落排水施設に係る新技術普及研究会は、集排施設の整備、改築、維持管理及びそのほか有効利活用に関する技術を調査・研究するとともに、それらの技術を集排施設設置市町村等に提供及び普及することにより、集排施設の円滑な整備及び効率的な維持管理を推進し、水質保全及び資源循環を通した農村地域の健全な発展に資することを目的としており、本総会には土地改良事業団体連合会から約20名の出席がありました。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 平成30年4月20日 写真を見る |
平成30年度業務実施方針等説明会 | |
平成30年4月19日(木)、東京都港区の田中田村町ビル会議室5Aで「平成30年度業務実施方針等説明会」を開催致しました。 本説明会は、平成30年度の農業集落排水関連業務、バイオマス利活用関連業務及び農村環境保全に関する調査業務等、各種業務について幅広くご説明させて頂くもので、会員である正会員(市町村)、特別会員(都道府県、土地改良事業団体連合会)及び賛助会員(企業、公益法人等)約60名の出席がありました。 また、農林水産省のご担当者より農業農村整備を巡る最近の情勢について講演して頂きました。 ○バイオマス活用の推進について(食料産業局バイオマス循環資源課 岩﨑課長補佐) ○子ども農山漁村交流プロジェクトの実施状況(農村振興局農村政策部都市農村交流課 糸賀総括課長補佐) 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 平成30年4月19日 写真を見る |
集落排水施設効率性向上実証事業検討委員会(第3回)の開催 | |
平成30年3月16日(金)、一般社団法人地域環境資源センター(以下、「センター」という。)会議室にておいて、「集落排水施設効率性向上実証事業(以下、「本事業」という。)検討委員会」を開催しました。 本委員会は、センターが今年度から5ヶ年の予定で実施する本事業について、専門的見地から指導・助言をいただくものです。 第3回委員会は、今年度の最後にあたり、埼玉県吉見町の北部中央地区クリーンセンターで現地実証中の「低コスト型汚水処理システムの実証」、前回の委員会において徳島県佐那河内村に地区選定し、室内試験等を実施中の「小規模メタン発酵システムの実証」及び集落排水関係の技術書について体系的整理等を行う「総合的な技術書の作成・普及」それぞれについて、今年度の実施状況及び来年度の実施予定等を説明し、委員から貴重な指導・助言をいただきました。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 平成30年3月16日 写真を見る |
集落排水施設最適整備構想運用検討委員会(第3回)の開催 | |
平成30年3月2日(金)、センター会議室において、「集落排水施設最適整備構想運用検討委員会(第3回)」を開催しました。 本委員会は、最適整備構想の策定促進に向けて、最適整備構想の見直し方法、施設監視計画の策定方法等を検討し、今後のストックマネジメントに生かすもので、学識経験者や実務経験者5名から構成されています。 今回の委員会では、事務局から集落排水施設の監視計画策定方法や施設監視に関する手引きについて説明し、今後のとりまとめに必要となる貴重な指導・助言を頂きました。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 平成30年3月2日 写真を見る |
性能確認向けの汚水処理技術委員会の視察及び委員会の開催対応 | |
賛助会員が開発した新技術を農業集落排水に広く導入・普及することを目的とした新技術提案制度に基づき、申請のあった「無機態窒素モニターによる省エネシステム」の性能確認のため、群馬県前橋市のご協力の下、平成30年2月16日に汚水処理技術委員会による現場視察を行い、併せて同処理施設の管理室にて委員会を開催いたしました。 申請者の(株)ヤマトと当センターによる視察案内及び委員会説明を行い、本システムの内容を確認いたしました。 真摯にご指導いただいた委員各位及び当日オブザーバー参加された前橋市農政部農村整備課の各位に深く感謝いたします。 撮影場所: 群馬県前橋市 撮影日: 平成30年2月16日 写真を見る 新技術提案制度とは? |
集落排水施設最適整備構想運用検討委員会(第2回)の開催 | |
平成29年12月15日(金)、センター会議室において、農林水産省の請負調査の一環で「集落排水施設最適整備構想運用検討委員会(第2回)」を開催しました。 本委員会は、最適整備構想の策定促進に向けて、最適整備構想の見直し方法、施設監視計画の策定方法等を検討し、今後のストックマネジメントに生かすもので、学識経験者や実務経験者5名から構成されています。 今回の委員会では、事務局から集落排水施設の監視計画策定方法や施設監視に関する手引きについて説明し、今後の検討に必要となる貴重な指導・助言を頂きました。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 平成29年12月15日 写真を見る |
集落排水施設効率性向上実証事業検討委員会(第2回)の開催 | |
平成29年12月1日(金)、一般社団法人地域環境資源センター(以下、「センター」という。)会議室において、「集落排水施設効率性向上実証事業(以下、「本事業」という。)検討委員会」を開催しました。 委員会は、センターが今年度から5ヶ年の予定で実施する本事業について、専門的見地から指導・助言をいただくものです。 今回の委員会では、「小規模メタン発酵システムの実証地区の選定」が大きなテーマであり、事務局から候補地区に関する調査・検討結果を説明し、委員会で「徳島県佐那河内村」を選定しました。併せて、「低コスト型汚水処理システムの実証」、「総合的な技術書の作成・普及」について作業等の進捗状況を説明し、委員から貴重な指導・助言をいただきました。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 平成29年12月1日 写真を見る |
国際協力機構(JICA)依頼の訪日研修(第2回目)への対応 | |
国際協力機構(JICA)は、中国において実施中の技術協力プロジェクト「環境にやさしい社会構築プロジェクト」(2015年~2021年)の一環として農村環境保全として農村地域の生活汚水処理や汚泥処理等に焦点を当てて、訪日研修を行っています。2017年度の研修は2回あり、今回はその第2回目(11/27~12/6)です。 当センターは本プロジェクトに対して、11/29に農業集落排水事業内容の講義、12/1に茨城県美浦村の農業集落排水施設(回分方式及びOD方式)の視察案内と説明の協力をいたしました。 撮影場所: 東京都渋谷区及び茨城県美浦村 撮影日: 平成29年11月29日及び12月1日 写真を見る プロジェクト概要を見る(PDF) |
韓国環境公団(K-eco)の視察団と当センターとの意見交換会 | |
韓国環境公団(K-eco)から5名の視察団が日本の小規模汚水処理方式(農業集落排水や浄化槽)についての技術収集等に11/27~12/1まで訪日されました。 この視察の中で、11/29(水)に当センターは初めて韓国環境公団の訪問を受け、当センターからは農業集落排水の事業内容を説明し、更にお互いの業務内容やJARUS型の処理方式の概要も含めて、意見交換を行いました。 今後の韓国農村地区における汚水処理事業に今回の意見交換が一助となれば幸いと思われます。 撮影場所: 東京都港区 撮影日: 平成29年11月29日 写真を見る |
一般社団法人日中協会依頼の訪日研修(中国 広西チワン族自治区研修)への対応 | |
(一社)日中協会は、平成29年11月に中国の「広西チワン族自治区農村廃棄物リサイクル・汚水処理研修団」(17名)の研修を実施されています。 研修団は「日本における生活ゴミと汚水処理の取り組みについての研修」のために来日し、この対応として(一社)日中協会から農林水産省及び当センターが依頼を受けて、農業集落排水事業の概要等について講義をいたしました。 撮影場所: 東京都港区 撮影日: 平成29年11月14日 写真を見る |
国際協力機構(JICA)依頼の訪日研修(第1回目)への対応 | |
国際協力機構(JICA)は、中国において実施中の技術協力プロジェクト「環境にやさしい社会構築プロジェクト」(2015年~2021年)の一環として農村環境保全として農村地域の生活汚水処理や汚泥処理等に焦点を当てて、訪日研修を行っています。2017年度の研修は2回あり、今回はその第1回目(11/7~11/16)です。 当センターは本プロジェクトに対して、農業集落排水事業内容の講義、埼玉県吉見町の農業集落排水施設の視察案内と説明、農業集落排水施設のコンポスト視察のアテンド等の協力をいたしました。 撮影場所: 東京都渋谷区及び埼玉県吉見町 撮影日: 平成29年11月9~10日 写真を見る プロジェクト概要を見る(PDF) |
第1回 集落排水・JARUSミーティングの開催 | |
平成29年9月25日(月)、センター会議室において、民間企業向けの「第1回 集落排水・JARUSミーティング」を開催しました。 本ミーティングは、施設の老朽化や維持管理費の軽減など、集落排水施設の課題について、民間企業との連携強化を図ることによって、解決を目指すものです。 第1回は、「集落排水施設と連携した小規模メタン発酵システムの実証」をテーマとして、集落排水や小規模メタン発酵施設に取り組む民間企業等から10社13名が参加しました。 今回のミーティングでは、JARUSから「集落排水施設の現状と課題」、今年度から実施している農水省補助事業「小規模メタン発酵システム実証」の事業概要、「小規模メタン発酵の課題と対応方向」等について情報提供を行い、参加企業から自社の取り組み技術・内容の紹介を行いながら意見交換を行いました。 主な議論としては、集落排水施設の現状の取り組みや小規模メタン発酵に取り組む場合の消化液の液肥利用に関する議論のほか、今後の小規模メタン発酵システムの展開の重要性を確認するなど、活発な意見交換が行われました。 集落排水・JARUSミーティングについては、今回の実施状況を見ながら、必要に応じて今後の開催を検討していく予定としています。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 平成29年9月25日 写真を見る |
「田んぼの学校」(中央区立有馬小学校) | |
平成29年9月13日(水)、中央区立有馬小学校4年生のみなさんと「田んぼの学校」を実施しました。 手賀沼周辺の田んぼの水路にて、生きもの調査を実施し、田んぼ周辺にすむ生きものたちを観察しました。メダカやフナ・カマツカ・スジエビ・ニホンアマガエル・ショウリョウバッタなど全部で23種の生きものを観察しました。生徒達は、たくさんの生きものを観察し、田んぼの周りの環境の豊かさを実感しました。 撮影場所: 千葉県柏市 撮影日: 平成29年9月13日(水) 写真を見る |
集落排水施設最適整備構想運用検討委員会(第1回)の開催 | |
平成29年9月1日(金)、センター会議室において、農林水産省の請負調査の一環で「集落排水施設最適整備構想運用検討委員会(第1回)」を開催しました。 本委員会は、最適整備構想の策定促進に向けて、最適整備構想の見直し方法、施設監視計画の策定方法等を検討し、今後のストックマネジメントに生かすもので、学識経験者や実務経験者5名から構成されています。 今回の委員会では、事務局から集落排水施設の現状・課題、最適整備構想の策定促進や施設監視計画の検討方向について説明し、今後の検討に必要となる貴重な指導・助言を頂きました。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 平成29年9月1日 写真を見る |
平成29年度 農業農村工学会全国大会企画セッション「農村地域における資源循環」 | |
平成29年8月30日(水)、「平成29年度 農業農村工学会全国大会」において、資源循環研究部会(事務局JARUS)は、企画セッション「農村地域における資源循環」を開催致しました。 日本大学湘南キャンパスの第九会場において、下記の4つの講演と会場参加型の総合セッションを行いました。 ①中国農村部における生活排水処理への技術協力について(国立環境研究所 水落様) ②農業集落排水処理水の畑地かんがい利用に向けた課題(農研機構農村工学研究部門 濱田様) ③カスケード型資源循環システムによる 農業地域の水環境保全と付加価値創出の両立(高知大学藤原様) ④バイオプラスチック生産の最新動向(東京家政大学 滝沢様) 撮影場所: 神奈川県藤沢市内 撮影日: 平成29年8月30日 写真を見る |
国際協力機構(JICA)セミナー -中国の農村汚水処理の現状と課題- | |
国際協力機構(JICA)では中国農村部にふさわしい汚水処理技術や管理体系の構築に向けた技術プロジェクトを実施しています(プロジェクト概要を参照)。このプロジェクトの成果や中国における農村部の汚水処理の実態や課題を発表し、中国やその他の途上国でのビジネス展開への参考情報として活用して頂くことを期待して、JICAにてセミナーを開催しました。 当センターは本プロジェクトに対して、有識者委員会への委員参加、年度ごとの日本国内での訪日研修会での講義や中国での現地セミナーへの専門家の派遣、農業集落排水処理の技術紹介等を通じて協力しています。 撮影場所: 東京都新宿区 撮影日: 平成29年8月25日 写真を見る プロジェクト概要を見る(PDF) |
平成29年度生きもの調査指導者養成全国研修会 | |
平成29年8月4日(金)~5日(土)、宮城県栗原市、石巻市、登米市にて「生きもの調査指導者養成全国研修会」を開催しました。研修生26名の参加のもと、初日は、「生きもの調査の目的や意義」、「代表的な生きものの種の同定、識別点」等について講義を行いました。また、2日目は、屋外にて「採捕」や「写真撮影」等の実習を行うとともに、ほ場整備事業により整備した生態系配慮施設等の視察も行いました。 参加した受講生からは「地元で生きもの調査を実施する予定なので、研修会で学んだことを活かしたい」や「これからは、仕事だけではなく、生きもの調査に関するボランティア活動等にも関わりたい」等、今後の活動に関する積極的な意見が聞かれました。 撮影場所: 宮城県石巻市北上町内 撮影日: 平成29年8月5日 写真を見る |
集落排水施設効率性向上実証事業検討委員会(第1回) | |
平成29年8月2日(水)、センター会議室において、「集落排水施設効率性向上実証事業(以下、「本事業」という。)検討委員会」を開催しました。 委員会は、センターが今年度から5ヶ年の予定で実施する本事業について、専門的見地から指導・助言を頂くものです。 今回の委員会では、事務局から本事業の全体的な概要と3つのテーマごとに実証等の内容を説明し、委員から貴重な指導・助言を頂きました。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 平成29年8月2日 写真を見る |
熊本地震で被災した集排施設への技術支援等に対して、感謝状を頂きました | |
平成29年8月1日(火)、熊本県土地改良事業団体連合会において、荒木泰臣会長(嘉島町長)から、昨年の熊本地震により被災した、農業集落排水施設の早期復旧のために、当センターが取り組んだ技術支援等に対して、感謝状を頂きました。 センターは、地震発生直後に、現地に職員3名を派遣し、被災状況の確認や詳細調査の必要性の有無、運転管理へのアドバイスなどを行いました。 当日は、荒木会長はじめ、小柳常務理事、幹部の皆さま一同に会する中で、授与式が行われました。お忙しい中、本当にありがとうございました。 最近は、地震だけでなく、台風や豪雨災害などによる災害が各地で頻発しています。 センターとしては、今後も災害時の迅速な対応をはじめ、会員の皆様のニーズや期待に応えるため、各種事業に積極的に取り組んでまいります。 撮影場所: 熊本県内 撮影日: 平成29年8月1日 写真を見る |
平成29年度水田魚道設置指導者全国研修会 | |
平成29年7月20日(木)から21日(金)にかけて、岐阜県内において、水田魚道設置指導者全国研修会を開催しました。研修生20名の参加のもと、初日は「岐阜県における河川・農業水路・水田における生態系ネットワークの現状と課題」、「地域住民で取り組む水田魚道を通じた村づくり」等に関する講義を行い、2日目は屋外にて、水田魚道の組立・設置の実習を行いました。 なお、本研修会の開催にあたりまして、岐阜県農村振興課の皆様には、事前準備から当日の運営に至るまで大変お世話になりました。ありがとうございました。 撮影場所: 岐阜県海津市内 撮影日: 平成29年7月21日 写真を見る |
平成29年度 農業集落排水(ストックマネジメント)研修会 | |
平成29年7月13日(木)~14日(金)、東京都港区の田中田村町ビル新橋にて「平成29年度農業集落排水(ストックマネジメント)研修会」を開催致しました。 農業集落排水(ストックマネジメント)研修会は、農業集落排水事業に携わる技術者を対象として、農業集落排水施設における基本的なストックマネジメント手法の習得を目的としています。 講義は、ストックマネジメントに関する事業制度から、これまでの取り組み状況、最新の知見による施設の機能診断手法、機能保全対策検討手法、最適整備構想策定手法などの講義とこれらに関連する事例紹介を行いました。また、農林水産省 整備部 地域整備課の赤岸係長には「事業制度」について講義して頂き、交付金に関すること等の活発な質疑応答も行われました。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 平成29年7月14日 写真を見る |
平成29年度「田んぼの学校」指導者養成研修in広島 | |
平成29年6月16日(金)~17日(土)、「田んぼの学校」指導者養成研修in広島を開催しました。 研修生は、広島県世羅町で行われている「田んぼの学校」活動や、生物多様性を育む先進的な取組事例(ビオトーチ、ビオターニ)などを参考にしながら、「田んぼの学校」指導者の役割、環境学習会を実施する際の手順、“水田の内なる生物多様性”などを学びました。 特に、フィールド実習では、せら夢公園自然観察園の見学及び“ビオトーチ”での「生きもの観察会」を通じて環境の豊かさの重要性を実感しました。 研修後は、「田んぼにいる生きものの豊かさをよりよく知ることが出来て良かった」や「大人でも生きもの観察会は楽しいのだと実感した」「これまで気がつかなかった視点に気がついた」など今後の活動に積極的な意見が聞かれました。 撮影場所: 広島県世羅町 撮影日: 平成29年6月17日 写真を見る |
平成29年度地域環境資源センター定時総会後講演会 | |
平成29年5月29日(月)、東京都港区の航空会館にて「平成29年度地域環境資源センター定時総会後講演会」を開催致しました。 作家・エッセイストで国の審議会や農業関連団体の各種委員などを歴任されている森久美子氏より「地域の活性化の源は農村協働力」、と題して大変貴重な御講演を頂きました。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 平成29年5月29日 写真を見る |
平成29年度農業集落排水施設に係る新技術普及研究会総会 | |
平成29年4月21日(金)、東京都港区のバリュー貸会議室新橋にて「平成29年度農業集落排水施設に係る新技術普及研究会総会」を開催致しました。 農業集落排水施設に係る新技術普及研究会は、集排施設の整備、改築、維持管理及びそのほか有効利活用に関する技術を調査・研究するとともに、それらの技術を集排施設設置市町村等に提供及び普及することにより、集排施設の円滑な整備及び効率的な維持管理を推進し、水質保全及び資源循環を通した農村地域の健全な発展に資することを目的としています。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 平成29年4月21日 写真を見る |
平成29年度業務実施方針等説明会 | |
平成29年4月20日(木)、東京都港区の田中田村町ビル会議室5Aで「平成29年度業務実施方針等説明会」を開催致しました。 当説明会では、平成29年度の農業集落排水関連業務、バイオマス利活用関連業務及び農村環境保全に関する調査業務等、各種業務について幅広くご説明させて頂くとともに、農業農村整備を巡る最近の情勢について、農林水産省のご担当者より講演して頂きました。 ○農業集落排水事業の概要について(農村振興局整備部地域整備課 茂田補佐) ○バイオマス活用の推進について(食料産業局バイオマス循環資源課 坂補佐) ○多面的機能支払いについて(農村振興局整備部農地資源課多面的機能支払推進室 宮本補佐) また、先進事例発表として、株式会社開成代表取締役の遠山様より「小規模メタン発酵システムを利用した循環社会システム」について講演して頂きました。 撮影場所: 東京都港区内 撮影日: 平成29年4月20日 写真を見る |
第13回スマートエネルギーWeek2017 | |
平成29年3月1日(水)、東京ビックサイトにおいて「第13回スマートエネルギーWeek2017」が開催されました。当センターの仲家専務理事が開会式において、テープカットを行いました。また、当センターとしては、バイオガス事業推進協議会(事務局JARUS)の会員企業が中心となって、「中小型バイオマス発電導入セミナー」や専用ブースでの事業化の相談会等を行い、バイオガス事業の推進を図りました。 本展示会は、太陽光発電・風力発電・燃料電池・バイオマス発電の創エネルギー、二次電池の蓄エネルギー、電力需給を管理するスマートグリッド、更に電力の小売りまで、エネルギー分野に関わる製品・技術が一堂に集まる専門技術展として、毎年6万名以上の専門家が来場するものです。今年は世界中から1,570社の展示があり、6.2万人が会場を訪れました。 撮影場所: 東京都江東区有明 撮影日: 平成29年3月1日 写真を見る |
平成28年度「田園自然再生活動の集い」 | |
平成28年12月5日(月)、東京都渋谷区の東京ウィメンズプラザにおいて「田園自然再生活動の集い」を開催しました。 全国各地から田園自然再生活動に携わる活動団体や行政職員、大学関係者など100名を超える参加者が集まり、基調講演、活動事例発表、パネルディスカッションに対して、熱心に耳を傾け、また、活発な意見交換等が行われました。 なお、冒頭には、今回の新たな取組である田園自然再生活動標語コンテストの表彰式が行われ、また、締めくくりとして、「田園自然再生活動推進宣言2016」が参加者一同により確認されました。 撮影場所: 東京都渋谷区 撮影日: 平成28年12月5日 開催報告を見る |
平成28年度 農業集落排水事業研修会(福島県) | |
平成28年11月18日(金)に福島県農業集落排水事業推進協議会主催の「平成28年度農業集落排水事業研修会」が開催されました。研修会には県、市町村、土地改良事業団体連合会より70名を越す出席者が熱心に受講されました。 なお、当センターから2名が講演を行いました。 撮影場所: 福島県内 撮影日: 平成28年11月18日 写真を見る |
平成28年度農業集落排水計画設計士技術講習会 | |
平成28年11月10日、11日に東京都内の会議室で農業集落排水計画設計士技術講習会を開催しました。本講習会は、計画設計士登録後においても事業制度の新設・拡充、新しい技術開発など、農業集落排水事業を取り巻く状況は大きく変化してきているため、農業集落排水事業に関する最新の技術、情報を習得し、引き続き技術力の向上を図って頂くことを目的として、計画設計士の資格を保有している建設コンサルタントや各都道府県土地改良事業連合会職員などを対象に開催するものです。 撮影場所: 東京都港区新橋 撮影日: 平成28年11月10日、11日 写真を見る |
平成28年度児島湖流域清掃大作戦への参加 | |
平成28年11月6日(日)に岡山県内で実施された「児島湖流域清掃大作戦」に地域環境資源センターの地域貢献活動の一環として参加しました。 本行事は、児島湖流域の環境保全の推進を目的に、9~11月を「児島湖流域環境保全推進月間」と定め、流域住民の理解と協力のもと、岡山県、国、流域市町村、民間団体等が一体となり、児島湖及び流入河川等の9か所の会場で清掃を行うものです。 児島湖締切り堤防会場には、岡山県の伊原木知事も駆け付け、挨拶の後、参加者と一緒に清掃活動を行いました。 撮影場所: 岡山県岡山市、総社市、倉敷市他 撮影日: 平成28年11月6日 写真を見る |
農業集落排水施設における災害応援協定に係る勉強会 | |
平成28年9月29日(木)、熊本市内において「農業集落排水施設における災害応援協定に係る勉強会」が開催されました。 本勉強会は、今後発生しうる大規模災害に備え、熊本県内の農業集落排水施設管理者(市町村)の災害対応力の一層の強化を図るために、JARUSが事務局を担っている「農業集落排水施設における災害応援協定」への熊本県内未加入市町村の早期加入を目指して、熊本県土木部道路都市局下水環境課が主催したものです(18市町村が参加)。 撮影場所: 熊本県熊本市内 撮影日: 平成28年9月29日 写真を見る |
平成28年度生きもの調査指導者養成全国研修会 | |
平成28年9月1日(木)~2日(金)、島根県奥出雲町にて「生きもの調査指導者養成全国研修会」を開催しました。研修生約40名の参加のもと、初日は、「生きもの調査の目的や意義」、「代表的な生きものの種の同定、識別点」等について講義を行いました。また、2日目は、屋外にて「採捕」や「写真撮影」等の実習を行うとともに、奥出雲町加食(かじき)地区の協力を得て、特別天然記念物「オオサンショウウオ」の観察会も行いました。 なお、本研修会の開催にあたりまして、島根県土地改良事業団体連合会及び奥出雲町役場の皆様には、事前準備から当日の運営に至るまで大変お世話になりました。ありがとうございました。 撮影場所: 島根県奥出雲町内 撮影日: 平成28年9月2日 写真を見る |
平成28年度 農業農村工学会全国大会企画セッション7「地域の特色を活かした資源循環」 | |
平成28年8月31日(水)、「平成28年度 農業農村工学会全国大会」において、資源循環研究部会(事務局JARUS)は、企画セッション「地域の特色を活かした資源循環」を開催致しました。 ほぼ満席の会場において、下記の3つの講演と会場参加型の総合セッションを行いました。 ①農業集落排水処理水の直接利用の実証調査(JARUS佐藤技術監) ②川俣町における原子力災害復興に向けた実証研究(農研機構野中上級研究員) ③宮城県大崎市のバイオマス産業都市構想(大崎市鎌田主査) 撮影場所: 宮城県仙台市内 撮影日: 平成28年8月31日 写真を見る |
沖縄県糸満市における再生水実証試験の現地視察及び平成28年度第1回沖縄型水循環システム導入に向けた再生水利用検討委員会 | |
平成28年8月12日(金)pmに沖縄県糸満市における再生水実証試験の現地視察(再生水実証プラント及び再生水農業利用実証栽培ほ場)及び平成28年度第1回沖縄型水循環システム導入に向けた再生水利用検討委員会が開催されました。 当センターから佐藤技術監が委員として参加しました。 撮影日: 平成28年8月12日 写真を見る |
平成28年度 群馬県農業集落排水事業連絡協議会研修会 | |
平成28年8月2日(火)pmに平成28年度群馬県農業集落排水事業連絡協議会の通常総会終了後に、研修会が開催されました。当日は、44名の参加のもと以下の講演がなされました。 ① 県土整備部下水環境課から「群馬県汚水処理計画の見直しについて」 ② 地域環境資源センターから「農業集落排水施設の省エネ技術について」 撮影場所: 高崎市 ニューサンピア 撮影日: 平成28年8月2日 写真を見る |
平成28年度水田魚道設置指導者全国研修会 | |
平成28年7月27(水)から28日(木)にかけて、水田魚道設置指導者全国研修会を開催しました。研修生約20名の参加のもと、初日は、「水田地帯の魚類の生態と保全の考え方」、「水田魚道の現状と課題」、「水田魚道の設置と管理」について講義を行い、2日目は屋外にて、水田魚道の組立・設置の実習を行いました。また、本研修の中で、近隣の小学生による水田魚道の組立・設置の体験活動も行いました。 撮影場所: 兵庫県神戸市内 撮影日: 平成28年7月28日 写真を見る |
平成28年度「田んぼの学校」指導者養成研修in栃木 | |
平成28年7月1日(金)から2日(土)にかけて、「田んぼの学校」指導者養成研修in栃木を開催しました。 今回の研修では、栃木県宇都宮市でグラウンドワーク活動を展開しているNPO法人グラウンドワーク西鬼怒の取組を参考にしながら、「田んぼの学校」指導者の役割、地域資源の活かし方、環境学習会を実施する際の手順などを学びました。また、フィールド実習の「生きもの観察会を題材とした環境学習会」では、多くの生きものを観察することができ、西鬼怒フィールドの環境の豊かさを実感することで改めて「田んぼの学校」の重要度を感じました。 撮影場所: 栃木県宇都宮市西鬼怒川地区 撮影日: 平成28年7月2日(土) 写真を見る |
一般社団法人地域環境資源センター(JARUS)
〒105-0004 東京都港区新橋5丁目34番4号
TEL:03-3432-5295 FAX:03-5425-2466