急傾斜排管水管路システム｜一般社団法人地域環境資源センター

　急傾斜排水管路システムは、急傾斜地において高密度ポリエチレン製の管、点検マンホールおよび減勢施設により、段差接合による複数のマンホールの削減および土被りの低減を行う低コスト化技術です。
　従来、急傾斜地の場合、流速を3.0m/s以下に抑えるため、管路勾配を緩くし複数のマンホールで段差接合による自然流下式管路施設が用いられています。
　急傾斜排水管路システムは、耐摩耗性に優れたポリエチレン管と高速流れを抑制させる減勢工により、流速が3.0m/sを超える場合にも対応できる管路施設です。

●　急傾斜排水管路システムと段差接合による自然流下式の比較

■	マンホールでの落差が不要となり管路の埋設深さを浅くできます。
■	段差接合によるマンホール数の増加を抑制できます。
■	路線選定により管路延長を大幅に短縮できます。