農業集落排水施設は、農村地域の集落の生活排水を管路で汚水処理施設に運び浄化する小規模汚水処理システムの主要施設であり、この汚水処理によって発生する農業集落排水汚泥(以下、「集排バイオマス」と呼称。)を肥料として農地に還元する、処理水を農業用水として再利用するといった地域資源循環をこの小規模排水処理システムの一環として取り入れることを求めてきました。 この「農業集落排水バイオ肥料ハンドブック(案)」は、集排バイオマスの利活用のうち、農業集落排水の特徴である地域資源循環を担う主要な方策の一つである肥料としての利用に焦点を当て、その利用を一層進めていくために必要となる基礎知識、留意事項などを記載した「現実化に向けた入門編」として作成したものです。肥料として利用することにより、集排バイオマスの処理費用を低減することや、肥料代を軽減することも可能になり、農業集落排水施設が地域の財産になります。是非、このハンドブックを活用頂き、集排バイオマスを資源として利活用する取組につなげて頂くことを期待するものです。 なお本ハンドブックは、平成23~25年度集落排水資源利活用実証事業(集排汚泥等利活用実証事業))の成果報告から取りまとめたものです。 |
1. | 目次概要 | |
第1章 | 資源としての集排バイオマス (地域資源としての集排バイオマス、集排バイオマスの肥料化等) |
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第2章 | 肥料の基礎知識 (肥料とは、肥料の三要素等) |
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第3章 | 集排バイオ肥料とは (種類と特徴、肥料取締法の手続き、安全性、集排バイオマスの肥料化に要する経費等) |
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第4章 | 集排バイオ肥料の利用 (運用計画の策定、施用法等) |
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第5章 | 農地還元の問題点 (集排バイオ肥料導入時の課題について) |
2. | ご利用方法 |
以下のPDFファイルをダウンロードしてご利用下さい。 「農業集落排水バイオ肥料ハンドブック(案)」(PDF 約3MB) |
3. | お問い合わせ |
一般社団法人地域環境資源センター 集落排水部 TEL 03-3432-6282 FAX 03-3432-0743 |
一般社団法人地域環境資源センター(JARUS)
〒105-0004 東京都港区新橋5丁目34番4号
TEL:03-3432-5295 FAX:03-5425-2466