●福島新田(飯山市) |
基 礎 諸 元 | 平均勾配 | 団地面積 |
1/12 | 10.0 ha |
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維持・保全・利活用状況 |
・平成9年度から福島新田棚田保全研究会を作り不耕作地の耕作を開始し、地域の「菜の花祭り」に合わせて菜の花の植栽を実施している。 ・江戸時代に整備された石積みの見事な棚田をさらに活用するため、地元福島区において発足した棚田の里づくり委員会により、今秋の収穫からグリーンツーリズムを実施する。 ・本地区は福寿草、サンショウウオ等の豊かな生態系、石仏、寺社等で伝統的な空間を構成しており、地域住民の熱意は強いものがある。 |
推薦項目 | 国土の保全 生態系の保全 景観 伝統文化の維持保全 |
推薦理由 | 国土の保全:石積みの棚田、水路により洪水の流出時間の調節、千曲川沿いの低地への地下水の供給、土壌流出の防止をはたしている。 生態系の保全:石積みの間から流出する地下水にサンショウウオが生息し、福寿草をはじめ地域の在来種が多数みられる。 景観:石積みの棚田が見事であり、4月末から5月上旬の菜の花、5月下旬の田植え終了時、9月末の収穫時の景観が千曲川の眺望とともに特にすばらしい。 伝統文化の維持保全:伝統的な石積み(地域内には京積みも見られる)、石仏群、寺社にまつわる伝統的な祭事等地域資源に恵まれている。 |
棚 田 の 概 況 | 枚 数 | 150 枚 | 水 源 | 湧水 |
事業導入 | 無 | 法面構造 | 石積 | |
開発起源 | 近世(江戸時代) |
営 農 の 状 況 | 対象農家数 | 41 戸 | 10a当収量 | 360 kg/10a |
戸当り営農規模 | 0.17 ha/戸 3.7 枚/戸 | |||
高付加価値農業 | 特になし。 |
特記事項の有無 | なし。 |