●上船倉の棚田(安塚町) |
基 礎 諸 元 | 平均勾配 | 団地面積 |
1/10 | 29 ha |
維持・保全・利活用状況 | |
昔ながらの農業が行われてきた地域であるが、徐々に道路や機械整備がなされ、その姿を変えてもなお棚田として親しまれている。現在は担い手不足の中で、生産組合により積極的な営農活動がなされている。20年程前から都市住民との交流もあり棚田米の注文もある。 |
推薦項目 | 国土の保全 景観 |
推薦理由 | 国土保全:下流では何度も地滑りが発生している。この地はその上流にあって、棚田の保全により地滑り災害の発生を未然に防止する役割を果
たしている。 景観:中山地特有の棚田が周辺にあり、それらとマッチするように手がくわえられたと思えないような景観が広がる。 |
棚 田 の 概 況 | 枚 数 | 410 枚 | 水 源 | 天水 |
事業導入 | 有 | 法面構造 | 土羽 | |
開発起源 | 現代(昭和21年~) |
営 農 の 状 況 | 対象農家数 | 20 戸 | 10a当収量 | 420 kg/10a |
戸当り営農規模 | 1.5 ha/戸 20 枚/戸 | |||
高付加価値農業 | 低農薬栽培の導入。 |
特記事項の有無 | 生活に密着した棚田である。肩に担ぎ、背負い、はさ掛けをする。 朝早く夜遅くまでの作業である。生き物もたくさん生息し、子供たちの教育や家族の絆が強く、また、共同作業をすることにより地域の団結も素晴らしいものがあった。時が過ぎるにつれ、担い手不足の中で少しづつその姿を変えてきた。今では、周辺の棚田と相俟ってそこに立つといつまでもその景観に魅了されるところだ。 |
●狐塚の棚田(松之山町) |
基 礎 諸 元 | 平均勾配 | 団地面積 |
1/5~1/6 | 19ha |
維持・保全・利活用状況 | |
かんぱい用水管理と合わせ、農作業を共同化し棚田を維持管理している。 標高550m~630mと高冷地にあるため、県の推奨品種「なごりゆき」・「はなの舞」等を作付けるなど、食味ブランド化に取り組んでいる。また赤トンボやほたる等の生息に配慮し、畦畔や水田除草剤の使用を極力おさえている。 |
推薦項目 | 国土保全 景観 |
推薦理由 | 国土保全:林野庁地滑り指定地であり、畦畔や用水路の保全に傾注し万全を期している。 景観:階段状に重なり合う田園風景美となっている。 |
棚 田 の 概 況 | 枚 数 | 84 枚 | 水 源 | ため池 |
事業導入 | 有 | 法面構造 | 土羽 | |
開発起源 | 近世(戦国~江戸時代)及び(昭和57年~62年) |
営 農 の 状 況 | 対象農家数 | 27 戸 | 10a当収量 | 420 kg/10a |
戸当り営農規模 | 0.3 ha/戸 3 枚/戸 | |||
高付加価値農業 | 畦畔及び水田の除草剤の使用を極力おさえ、草刈り・中耕除草の実施等で減農薬化を図っている。 |
特記事項の有無 | 狐塚地区は、昭和53年より平成2年にわたって事業実施した「松里かんぱい事業」の受益地区であり、また昭和57年から昭和62年度に団体地滑り関連事業により、圃場整備を行った。 多額の工事費を要したため返済金も多く、現在懸命に集落ぐるみで営農計画をたてて、地区農業を真剣に取り組んでいます。地滑りで悩まされた耕地条件が改善緩和され、かんぱい用水も確保され、良質米の産地となっている。 |
●蓮野の棚田(大島村) |
基 礎 諸 元 | 平均勾配 | 団地面積 |
1/6 | 30.6 ha |
推薦項目 | 国土の保全 景観 |
推薦理由 | 国土保全:河川左岸に広がる棚田はまさに米作天水田として営々と活用されてきた伝統的資源であり、治山や水資源涵養等の多面
的公益的機能を十分に果たしてきている。 景観:限られた優良水田を後世に残すべくほ場整備を実施しているが、原風景に配慮し周辺景観との調和を図りながら施工されている。 |
棚 田 の 概 況 | 枚 数 | 28 枚 | 水 源 | 天水・河川・ため池 |
事業導入 | 有 | 法面構造 | 土羽 | |
開発起源 | 現代(昭和21年~) |
営 農 の 状 況 | 対象農家数 | 28 戸 | 10a当収量 | 400 kg/10a |
戸当り営農規模 | 0.6 ha/戸 3 枚/戸 | |||
高付加価値農業 | 特になし。 |
特記事項の有無 | ・従前地の状況に配慮し、周辺との調和も考えた生産基盤整備の実施。 ・周辺の警官と四季の移り変わりのすばらしさ。 ・河川表流水等の汚染水に頼らない天水利用の農用水。 |
●花板の棚田(高柳町) |
基 礎 諸 元 | 平均勾配 | 団地面積 |
1/15 | 8.8 ha |
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維持・保全・利活用状況 |
傾斜地を巧みに整地して水田としている。稜線部には林を残してあり、林の裾に用水路を通 し溜池から配水している。用水路は、集落の共同作業により維持管理されている。 |
推薦項目 | 国土の保全 景観 |
推薦理由 | 国土保全:この地区は地滑り指定地区であるが、耕作することにより未然に地滑りを防止している。 景観:地形に沿った畦畔が形状的な美しさを見せている。 |
棚 田 の 概 況 | 枚 数 | 46 枚 | 水 源 | ため池 |
事業導入 | 有 | 法面構造 | 土羽 | |
開発起源 | 近代(明治~昭和20年代) |
営 農 の 状 況 | 対象農家数 | 8 戸 | 10a当収量 | 360 kg/10a |
戸当り営農規模 | 0.6 ha/戸 6 枚/戸 | |||
高付加価値農業 | 減農薬。 |
特記事項の有無 | ・自力で畦畔を取り除くなどして作業効率を高め、維持管理に努めている。 ・面積的なまとまりがあり、雄大な棚田景観が維持されている。 ・不規則の棚田の形状が美しい。。 |
●梨ノ木田の棚田(高柳町) |
基 礎 諸 元 | 平均勾配 | 団地面積 |
1/8 | 2.8 ha |
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維持・保全・利活用状況 |
・棚田の荒廃をさけるために整備事業を導入し、大型作業機械の導入を図り維持に努めている。 ・ほ場周辺は豊かな自然環境が保たれており、貴重な山野草も多く自生している。また集落にあるキャンプ場、ブナ林、棚田を核にして都市住民との交流を図っている。 |
推薦項目 | 景観 |
推薦理由 | 国土保全:当棚田地域は黒姫川の源頭にあたり、土砂流出・水資源の涵養の役割を果
たしている。 景観:周辺の山にはブナ林が保全されており、訪れる人たちに安らぎを与えている。 |
棚 田 の 概 況 | 枚 数 | 47 枚 | 水 源 | 河川・ため池 |
事業導入 | 有 | 法面構造 | 土羽 | |
開発起源 | 近世(戦国~江戸時代)及び(平成10年) |
営 農 の 状 況 | 対象農家数 | 8 戸 | 10a当収量 | 360 kg/10a |
戸当り営農規模 | 0.5 ha/戸 6 枚/戸 | |||
高付加価値農業 | 減農薬。 |
特記事項の有無 | ・棚田とブナ林が織りなす四季折々の風景。 ・平成11年度から畦畔の法面にシバサクラを植栽し、景観形成と法面管理の省力化を行う。 ・集落内には、越後霊場三十三カ所の第九番札所があり、県下の信仰を集めている。 |
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