●鳥の巣 (五ヶ瀬町) |
基 礎 諸 元 | 平均勾配 | 団地面積 |
1/12 | 2.14 ha |
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維持・保全・利活用状況 |
本地区の用水系統については、三ヶ所用水路の受益区域で鳥の巣支線用水の用水系統である。支線組合を中心に支線用水路や棚田の維持保全活動を展開している。特に宮の原集落においては、暖地営農村づくり推進協議会で地域にあった農業経営を展開している。また、農家の高齢化等を考慮して、農家自身で地区の農道をコンクリート舗装する等、地域一体となった活動を展開している。 |
推薦項目 | 伝統文化の維持保全 |
推薦理由 | 国土の保全:(土砂侵食防止)鳥の巣支線用水路が山からの排水を受け、下流域の農地、道路(国道503号)等の公共施設の保全を図っている。また、地域の棚田が水を受け、洪水の防止も図っている。 伝統文化の維持保全:比較的区画が揃っているため、山あいと合った景観をかもし出している。 景観:(棚田の形状的な美しさ)宮の原集落が三ヶ所神社や浄専寺等の神社仏閣を管理する集落であるため、冠 婚葬祭等について、昔からの伝統文化を継承している。特に三ヶ所神社と浄専 寺の間にある三ヶ所用水路の開設当時の先駆者の後藤寅五郎氏の胸像は、先人 達の偉業を後世に伝えている。 |
棚 田 の 概 況 | 枚 数 | 49 枚 | 水 源 | 河川 |
事業導入 | 有 | 法面構造 | 土羽 | |
開発起源 | 近代(明治~昭和20年) |
営 農 の 状 況 | 対象農家数 | 13 戸 | 10a当収量 | 480 kg/10a |
戸当り営農規模 | 0.16 ha/戸 3.8 枚/戸 | |||
高付加価値農業 | 立体施設園芸(ミニトマト、花卉、トマト)。 |
特記事項の有無 | なし。 |
●下の原 (五ヶ瀬町) |
基 礎 諸 元 | 平均勾配 | 団地面積 |
1/15 | 5.69 ha |
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維持・保全・利活用状況 |
本地区の用水系統については、三ヶ所用水路の受益区域で上の原支線用水、下の原支線用水、記念原支線用水の用水系統である。支線組合を中心に支線用水路や棚田の維持保全活動を展開している。特に内の口集落においては、営農集団組合でしいたけ等との複合の農業経営を展開している。また、減反政策による生産調整についても営農集団が中心に目的達成を図っている。 |
推薦項目 | 国土の保全 景観 伝統文化の維持保全 |
推薦理由 | 国土の保全:三ヶ所用水路が山からの排水を受け、下流域の農地・道路等の公共施設の保全を図っている。また、地域の棚田が水を受け、洪水の防止も図っている。 景観:近傍のサイフォン施設を含んで、面的な棚田と線的な施設の織りなす景観を呈しており、棚田公園の整備等の構想もある地区である。 伝統文化の維持保全:内の口集落に金比羅さん、お大師さん、お地蔵さん祭り等の祭事等が多く、非常に地域文化を大切にする地域である。また、サイフォン入口に施設の記念碑が有り、先人の偉業を後世に伝えている。ふるさと水と土保全活動等において子供たちへの研修の場としても利用されている地域でもある。 |
棚 田 の 概 況 | 枚 数 | 105 枚 | 水 源 | 河川 |
事業導入 | 有 | 法面構造 | 土羽 | |
開発起源 | 近代(明治~昭和20年) |
営 農 の 状 況 | 対象農家数 | 27 戸 | 10a当収量 | 510 kg/10a |
戸当り営農規模 | 0.21 ha/戸 3.8 枚/戸 | |||
高付加価値農業 | 高冷地野菜(ナス、ピーマン、トマト)。 |
特記事項の有無 | なし。 |
●日蔭/ひぞえ(五ヶ瀬町) |
基 礎 諸 元 | 平均勾配 | 団地面積 |
1/18 |
7.45 ha |
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維持・保全・利活用状況 |
本地区の用水系統については、九州島発祥の地である祇園山からの湧水を水源とする日蔭用水路1号線の受益区域である。この用水路は日蔭土地改良区の管理する水路でこの水路とともに棚田の保全に努めている。また、この用水路に利用されている湧水は宮崎県の名水として選定されており、「四億年の雫」として販売しており生きた水として好評を得ている。 |
推薦項目 | 景観 |
推薦理由 | 国土の保全:祇園山からの排水を受け、下流域の農地・道路等の公共施設の保全を図っている。また、地域の棚田が水を受け、洪水の防止も図っている。 景観:九州島発祥の地と言われる祇園山をバックに下流域の集落と共に山間部の棚田の風景を呈している。 伝統文化の維持保全:水源にある妙見神社や地域の活性化施設である「水の館」を中心に祇園神楽の伝承や近傍の自然を活かした「もみじ祭り」で文化の維持・保全活動を図っている。 |
棚 田 の 概 況 | 枚 数 | 記入無し 枚 | 水 源 | 井戸(湧水含む) |
事業導入 | 有 | 法面構造 | 土羽 | |
開発起源 | 近代(明治~昭和20年) |
営 農 の 状 況 | 対象農家数 | 30 戸 | 10a当収量 | 480 kg/10a |
戸当り営農規模 | 0.25 ha/戸 2.73 枚/戸 | |||
高付加価値農業 | インゲン、サトイモ。 |
特記事項の有無 | なし。 |
●坂元棚田(日南市) |
基 礎 諸 元 | 平均勾配 | 団地面積 |
1/5.7 | 3.5 ha |
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維持・保全・利活用状況 |
・棚田最上部から500m・1000mの2箇所からの頭首工により取水・共同管理。 ・用水確保のために、毎年水路の共同浚渫作業の実施。 ・雑草による石積みの崩壊を防ぐために、手作業による除草の実施。 ・棚田を後世まで伝えるために、毎年4月末に一般市民を交えたやすらぎの里「棚田まつり」の開催。 |
推薦項目 | 国土の保全 景観 伝統文化の維持保全 |
推薦理由 | 国土の保全:洪水防止、土砂浸食防止による国土保全に寄与。 景観:整然とつかれた石積の形状が非常に美しい。 伝統文化の維持保全:馬耕を前提に整備された棚田で、日本でもその類を見ない。 石積は自然石を割ったものが使われている。 |
棚 田 の 概 況 | 枚 数 | 120 枚 | 水 源 | 河川 |
事業導入 | 無 | 法面構造 | 石積 | |
開発起源 | 近代(明治~昭和20年) |
営 農 の 状 況 | 対象農家数 | 15 戸 | 10a当収量 | 470 kg/10a |
戸当り営農規模 | 0.4 ha/戸 8 枚/戸 | |||
高付加価値農業 | 自然乾燥による美味しい棚田米として生産(普通 作)。 |
特記事項の有無 | 1)昭和3年から昭和10年にかけ約7年の歳月の下、一枚の面
積約5aの水田が整然と整備されている。 2) 棚田の前は、集落共有の茅覆屋根の茅を刈る原野であった。 3) 当初は漏水が激しく表土が硬くなり田植えで手が痛くなった。 4) 当時の稲の収量は、現在の半分にも満たなかった。。 |
●向江棚田(西米良村) |
基 礎 諸 元 | 平均勾配 | 団地面積 |
1/6 | 3.2 ha |
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維持・保全・利活用状況 |
営農、道水路の共同管理。 |
推薦項目 | 景観 |
推薦理由 |
景観:向江棚田は、石積みの美しい景観を呈しており、秋の収穫後は、はさ掛けの景観も楽しめる地域である。 |
棚 田 の 概 況 | 枚 数 | 61 枚 | 水 源 | 河川(渓流含む) |
事業導入 | 無 | 法面構造 | 石積 | |
開発起源 | 古代(奈良時代) |
営 農 の 状 況 | 対象農家数 | 8 戸 | 10a当収量 | 400 kg/10a |
戸当り営農規模 | 0.4 ha/戸 7 枚/戸 | |||
高付加価値農業 | 牛の堆肥を肥料とした有機農法を実施している。 |
特記事項の有無 | 平成8年度~平成10年度に県単21世紀水と緑のふるさと総合整備事業を導入し、畦畔保全のためにコンクリート畦畔事業を実施している。 |