農業集落排水施設のコンクリート防食に関する
耐久性実証試験報告書発行のお知らせ
当センターにおきましては、農業集落排水施設において昭和60年代から顕在化してきたコンクリートの腐食劣化に対処するため、平成3~4年度に既供用施設のコンクリート劣化の実態調査を行うとともに、劣化防止対策に関する知見等を収集し、平成6年3月に「JARUS型農業集落排水処理施設コンクリート防食指針(案)」を策定しました。 指針では塗布型ライニングによる防食被覆工法を採用しましたが、耐久性に関しては下水道を含めて既往の文献資料が乏しく、実証データがない状況であったため、防食被覆工法に関して、供用施設に防食被覆を施した供試体を10年間浸漬した現地浸漬試験や、実験室における接着力等の適正試験などの実証試験を平成16年度まで行い、防食被覆工法の耐久性の確認を行ってきました。 この報告書は、これまでに実施してきた腐食実態調査及び耐久性実証試験の結果を整理し、防食被覆工法の耐久性に関して検討したものです。農業集落排水施設の整備を行う関係者の方々にとって、農業集落排水施設の耐久性向上の一助として、コンクリート防食の設計・施工における参考資料となれば幸いです。 |
発 行: | 平成17年6月 |
サイズ等: | A4版/294ページ |
価 格: | 会員・賛助会員 4,191円 一般 5,238円〔消費税込み、送料別〕 |