新技術情報シリーズ 管路-1 急傾斜排水管路システム
今までは農業集落排水の管路施設では民間企業等により開発された新技術は標準化するのに時間がかかるなどの理由により迅速に普及するのは困難な状況となっていました。
そこで、当センターでは平成15年度に新技術の早期導入を図るため新技術情報整備事業を創設しました。この事業は、農業集落排水施設や資源循環利用施設の整備に関連して、標準化や一般化することが適当な新技術の性能等を確認するとともに、設計・積算等に必要な情報を整備することを目的としています。会員や賛助員から提案のあった新技術は学識者等で構成する技術委員会で検討され、公表されます。平成15年度には管路のコスト縮減をテーマに新技術を公募し審議した結果、このたび資料を発刊することとなりました。 従来の指針同様、本資料が会員をはじめ関係者の皆様に広く活用して頂ければ幸いです。 |
◎技術の概要 急傾斜排水管路システムは、管内流速が3m/sec以上となる急傾斜地に適用します。主にポリエチレン管と減勢工(減勢マンホール)から構成されています。 |
<従来の急傾斜地での配管> | <急傾斜排水管路システム> |
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○落差付きマンホールが多く必要 ○管路・マンホールが深埋設 |
○マンホール数を最小限にできる ○地表勾配に沿う浅埋設可能 |
◎コスト縮減効果等 | ||
(1) | 管路の埋設深さを最小土被りまで浅くでき工事費を削減できる。 | |
(2) | マンホールの設置数を減らせ工事費を削減できる。 | |
(3) | 山道に沿って迂回する管路をショートカットできる場合は、工事費を大幅に削減できる。 | |
条件にもよりますが、2~6割のコスト縮減も可能なものとなっています。 |
◎構成 | A4版、101頁 |
◎価格(消費税込み、送料別) | 会員、賛助会員:2,095円 一般:3,142円 |
◎問い合わせ先 | 設計審査部 設計審査班 TEL:03-3432-6286 |
◎申し込み | 総務部 図書販売係 FAX:03-5425-2466 下記の図書注文ボタンよりネット注文もできます。 |