日本の棚田百選(平成11年7月)





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●清水棚田(千々石町)


基 礎 諸 元 平均勾配 団地面積
1/5 10 ha



維持・保全・利活用状況
本棚田は、岳集落や岳農事実行組合が中心となり耕作されており、休耕田の増加をくい止めている。
農産物は有機棚田米や軽量野菜類、シバといった高齢者にも扱いやすい作物を栽培しており、そうした状況が 地元の活力となっている。
今後、棚田を生産の場だけでなく、景観資源と交流の場として利活用することを検討している。

推薦項目  国土の保全     景観
推薦理由 国土の保全:本地域は千々石町の最も上流にあり、日々の耕作活動などにより災害の未然防止に大きな役割を果 たしており、町民からは重要な棚田として広く認識されている。

景観:岳地区の田植えの始まりは、千々石町の初夏の風物詩というべき代表的な景観をなしており、石積の人工美が周辺の山や川と良く調和して広く認識されている。また、雲仙山系の湧水を利用して、清水川の上流では清流の女王「ヤマメ」の養殖がされている。

棚 田 の 概 況 枚 数 260 枚 水 源 河川
事業導入 法面構造 石積
開発起源 近代(明治~昭和20年)
営 農 の 状 況 対象農家数 37  戸 10a当収量 300 kg/10a
戸当り営農規模 0.3 ha/戸        7  枚/戸
高付加価値農業 有機栽培による棚田米のブランド化。
特記事項の有無 なし。


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