●内之尾(入来町) |
基 礎 諸 元 | 平均勾配 | 団地面積 |
1/6 | 10.9 ha |
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維持・保全・利活用状況 |
本地区においては、兼業化、高齢化が進行しているが、集落全体で維持管理、農地の保全に努めている。 |
推薦項目 | 国土保全 |
推薦理由 | 国土保全:内之尾地区は清浦川水系の最上流部に位置している。当地区の良好な維持管理が図られていることにより、直下流の清浦防災ダムの防災機能が適切に発揮されていることにより、下流約200haの農地及び国道、小学校、人家などの洪水等災害の発生が未然に防止されている。 |
棚 田 の 概 況 | 枚 数 | 75 枚 | 水 源 | 渓流取水 |
事業導入 | 無 | 法面構造 | 石積(一部土羽) | |
開発起源 | 近世(戦国~江戸時代) |
営 農 の 状 況 | 対象農家数 | 24 戸 | 10a当収量 | 400 kg/10a |
戸当り営農規模 | 0.45 ha/戸 3 枚/戸 | |||
高付加価値農業 | 将来的には棚田米としての販売を計画している。 |
特記事項の有無 | なし。 |
●佃 (頴娃町) |
基 礎 諸 元 | 平均勾配 | 団地面積 |
1/7 | 24 ha |
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維持・保全・利活用状況 |
用水組合の一元化を実施、パイプラインによる用水はもとより排水路及び農道を含めた管理を進めている。 |
推薦項目 | 国土の保全 |
推薦理由 | 国土の保全:該当地区では、区画整備及びかんがい排水を含むほ場整備事業を実施した。 また、用水組合の一元化を図り、ほ場整備地域を中心とする管理体制を組織し、生産活動を通 じて国土保全につとめている。 |
棚 田 の 概 況 | 枚 数 | 127 枚 | 水 源 | 河川(渓流含) |
事業導入 | 有 | 法面構造 | 土羽 | |
開発起源 | その他(平成5年~) |
営 農 の 状 況 | 対象農家数 | 120 戸 | 10a当収量 | 420 kg/10a |
戸当り営農規模 | 0.2 ha/戸 2 枚/戸 | |||
高付加価値農業 | 長ねぎ、にんじん、キャベツ。 |
特記事項の有無 | なし。 |
●幸田(栗野町) |
基 礎 諸 元 | 平均勾配 | 団地面積 |
1/16 | 10 ha |
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維持・保全・利活用状況 |
○産直交流により棚田を活用 棚田を活用し、都市住民との農作業(田植えから稲刈りまで)を通じた交流を行っている。 ○将来の維持管理保全 幸田地区に棚田保全対策委員会を設置し、地区住民及びボランティア等を中心に保全・利活用を図る見込みである。 |
推薦項目 | 生態系の保全 景観 伝統・文化の維持保全 |
推薦理由 | 生態系の保全:現在、地域の人々も参加した動植物の生態系調査を実施しており、この結果
をもとに、動植物の生息空間としての役割を考慮した利活用を図る予定。 景観:本棚田は「水田のお城」と呼べるような、「武者返し」のそりを持った石積が現存し、背後にそびえる国見岳からの清流 幸田川と共に、昔ながらの農村風景が残る地域である。 伝統・文化の維持保全:本棚田の石積は、百数十年前に造られたといわれており、上記のような特徴があり、百数十年もの間、地震、台風、大雨にも耐え、今なお勇ましく穏やかな姿をわたしたちに現しています。 |
棚 田 の 概 況 | 枚 数 | 102 枚 | 水 源 | 河川(渓流含む) |
事業導入 | 無 | 法面構造 | 石積 | |
開発起源 | 近世(戦国~江戸時代) |
営 農 の 状 況 | 対象農家数 | 48 戸 | 10a当収量 | 395 kg/10a |
戸当り営農規模 | 0.2 ha/戸 2.1 枚/戸 | |||
高付加価値農業 | 幸田地区棚田の米生産組合が有機低農薬の「幸せ」の「田」んぼから生まれた「幸田棚田米」としてブランド化して、鹿児島市のデパートと販売契約を結び売り出しており好評を博している。 また、「棚田米」を使った鹿児島で初めての日本酒「幸寿」を造って町おこしを行っている。 |
特記事項の有無 | なし。 |