●広内・上原地区棚田(星野村) |
基 礎 諸 元 | 平均勾配 | 団地面積 |
1/3.6 | 5.9 ha |
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維持・保全・利活用状況 |
棚田が美しく豊かな水田景観を形成し、かつ貴重な稲作文化遺産であることから、平成9年8月に星野村棚田保全対策補助金交付規制を制定し、この地域の棚田の維持・保全に努めている。 更に、村及び村民が一体となってその景観の保全に努めるとともに、生産の場としての有効活用を図ることにより、ふるさとづくりに資する目的で、平成11年3月に広内・上原地区棚田保護条例が公布された。 |
推薦項目 | 景観 伝統文化の維持保全 |
推薦理由 | 景観:棚田の管理状況が良好なため、秋の稲の収穫時期には、水田一面
の黄金の稲穂と畦一面に咲き誇る真っ赤な彼 岸花とのコントラストが棚田を訪れる人々に強い印象を与えており、星野村の代表的な場所にもなっている。 伝統文化の維持保全:棚田の石垣から開墾の歴史を期した碑が発見されており、それによると天保年間(1830~1844 年)に開かれたことが記されている。 |
棚 田 の 概 況 | 枚 数 | 200 枚 | 水 源 | 河川 |
事業導入 | 有 | 法面構造 | 石積 | |
開発起源 | 近世(戦国~江戸時代) |
営 農 の 状 況 | 対象農家数 | 14 戸 | 10a当収量 | 420 kg/10a |
戸当り営農規模 | 0.42 ha/戸 14 枚/戸 | |||
高付加価値農業 |
掛け干し米。 |
特記事項の有無 | なし。 |
●つづら棚田(浮羽町) |
基 礎 諸 元 | 平均勾配 | 団地面積 |
1/6.7 |
6 ha |
推薦項目 | 国土の保全 生態系の保全 伝統文化の維持保全 |
推薦理由 | 国土の保全:棚田の勾配は15%以上もあり、以前の山の地形をそのまま利用し、土砂浸食防止の効果
がある。棚田を維持する農家は、林業もしており、水源涵養の面からも貢献している。 生態系の保全:わさびの生産を行うと同時に、この地域には野の草花が多く見られる。 景観:第7回美しい日本のむら景観コンテストむらづくり対策推進本部長賞や第3回ふるさとイベント対象優秀賞(棚田inうきは彼岸花めぐり)を受賞するなど、一般 にも開放され、その美しさは広く親しまれている。 伝統文化の維持保全:山の石を使い、丁寧に積み重ねた棚田の石組は、約400年前のもの。「五穀成就」の石碑もある。干ばつの折りは、雨乞いを岩屋権現で行い、毎年例大祭として続けられている。 |
棚 田 の 概 況 | 枚 数 | 300 枚 | 水 源 | 河川(渓流含む) |
事業導入 | 有 | 法面構造 | 石積 | |
開発起源 | 近世(戦国~江戸時代) |
営 農 の 状 況 | 対象農家数 | 10 戸 | 10a当収量 | 390 kg/10a |
戸当り営農規模 | 0.6 ha/戸 30 枚/戸 | |||
高付加価値農業 | 棚田オーナー制度による農産物販売。 |
特記事項の有無 | なし。 |
●白川(甘木市) |
基 礎 諸 元 | 平均勾配 | 団地面積 |
1/8 |
2.3 ha |
推薦項目 | 景観 |
推薦理由 | 景観:近年は、畦草刈りの労働力軽減のため、コンクリートで畦を舗装したり石積をブロック化する棚田が増加しているが、昔ながらの土羽・石積により、農村の美しい原風景が形成されている。 生産調整のためほぼ半分の水田は遊休農地となっているが、その中の一部については花菖蒲が植え付けられている。今後についても、一層の景観保全に取り組んでいく意向である。 |
棚 田 の 概 況 | 枚 数 | 40 枚 | 水 源 | 河川(渓流含む) |
事業導入 | 無 | 法面構造 | 土羽 石積 | |
開発起源 | その他(不明) |
営 農 の 状 況 | 対象農家数 | 1 戸 | 10a当収量 | 360 kg/10a |
戸当り営農規模 | 2.3 ha/戸 40 枚/戸 | |||
高付加価値農業 | 高地・冷水を利用して当地としては珍しいコシヒカリを栽培しており、知人を中心に販売している。 |
特記事項の有無 | なし。 |
●竹(宝珠山村) |
基 礎 諸 元 | 平均勾配 | 団地面積 |
1/10 | 13 ha |
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維持・保全・利活用状況 |
ほとんどが水稲作付けによる営農が営まれており、荒廃農地等は無く健全な維持管理がなされている。 |
推薦項目 | 国土の保全 景観 |
推薦理由 | 国土の保全:石積の棚田により土砂等の浸食防止の役割を果
たしている。 景観:この棚田は県道が棚田の間を蛇行しながら縦走している。その中に集落が点在し、農村風景としての美しさがある。 |
棚 田 の 概 況 | 枚 数 | 400 枚 | 水 源 | 河川(渓流含む) |
事業導入 | 無 | 法面構造 | 石積 | |
開発起源 | 近世(戦国~江戸時代) |
営 農 の 状 況 | 対象農家数 | 24 戸 | 10a当収量 | 380 kg/10a |
戸当り営農規模 | 0.45 ha/戸 16 枚/戸 | |||
高付加価値農業 | 特になし。 |
特記事項の有無 | なし。 |