銅賞 「水辺の乱舞」 西村 俊裕

撮影者住所:兵庫県三田市

[選評]
闇の中に乱舞する蛍の光を、幻想的な画面で表現しています。これほどまでに美しく蛍がとび交う自然が、いまの日本にもまだ残っているということを伝える、たいへん貴重な映像です。画面の中央で緑の樹が揺れているのが、飛び交う蛍の黄色い軌跡をひきたたせて、幻想的な雰囲気の表現に大きく役立っています。画面のほぼ中央に下から上に伸びている黄色い蛍の軌跡が、この画面の全体をよくひきしめています。
(長野重一)



平成10年6月の中旬、ちょうど月夜の午後8時頃。水辺の雰囲気を出すため、ややオーバー気味に撮影した中の一枚です。
(撮影者)
撮影場所:兵庫県上月町