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集落排水事業関連

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 圧力式管路施設は、圧力管路に接続した圧力ポンプ施設を通じて汚水を収集、加圧し、流送する施設であるため、平坦地はもちろんのこと上り勾配地形でも地形の起伏に沿って掘削深を深くせずに管路が布設できることから、土工費、仮設費などを削減できる低コスト化技術です。
 圧力式管路システムは、汚水をポンプで加圧して流送する施設です。
 圧力式管路施設を構成する主な施設には、圧力ポンプ施設、圧力管路があります。

● 圧力管路施設の構成例

地形の起伏に沿って管路を最小土被りで埋設できるため、平坦地、あるいは、起伏がある、農業用用排水路等が多いなど変化に富む地形で、家屋が散在している区間または区域で有利です。
汚水処理施設を処理区の高位部に設置する場合などで、汚水を処理区の低位部から高位部に流送する必要がある区間または区域で有利です。
軟弱地盤地帯などで、埋設後、管路の縦断勾配が不等沈下等により多少変化しても機能を維持できます。
圧力式管路施設を採用することにより路線計画における路線選定等の自由度が高まるほか、工期の短縮等の施工性の向上、建設費の縮減が期待できます。反面、ポンプの運転のために電気料金がかかるなど維持管理費の増嵩を招くことがあるほか、使用機器類が比較的多いため、故障等の緊急時の対応など維持管理体制の整備や維持管理に対する知見の集積を図っておくことが重要となります。

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