佳作 雲上の一族山 沖 ひろし



当初2240枚の田があった「丸山千枚田」にみせられてもう何年になるのだろうか毎年5月になると夕陽と霧を求めて足が向く。常々ぼくはカメラを向けた時いつもエピック的な事柄と知りつつもリリックな目でしか捉えることの出来ない自分の技量のなさを覚えていた。そのぼくのふがいなさがこの一枚に凝縮されているのではないかと思う。
(撮影者)
撮影場所:三重県紀和町 丸山千枚田(鉄道・バス/JR江「新宮駅」より三重交通バスで約60分、「矢の川大平」バス停下車、徒歩30分)