銅賞 「初夏の朝」 和田 百 

撮影者住所:静岡県富士市

[選評]
田圃に水がいっぱいに張られ、植えられた稲がすくすくと育っています。日本の山里を象徴する棚田の情景が初夏の湿った空気管のなかで豊かに表現されています。早朝のまだ朝もやのたちこめている、淡い光の中で撮影したことが、その湿った空気感や、初夏の季節感の表現に大きく役立っています。やや見下ろすよな俯瞰のカメラアングルを選んだことも、この風景の奥行きと広がりのあるものにしています。
(長野重一)



何度も通い、やっと見つけた棚田。夜明けから撮影していたら農家の人がきゅうに棚田に入り、水の様子を見ていたので、すかさずシャッターを切りました。数枚の中の一枚です。
(撮影者)
撮影場所:新潟県松之山町