HOME > JARUSの活動 > 農業集落排水事業関連 > 農業集落排水施設に係る新技術普及研究会
平成24年度農業集落排水施設に係る新技術普及研究会
北海道・東北ブロック会議・研修会開催 報告
平成24年10月24日 (社)地域環境資源センター |
平成24年10月23日(火)、「パーティーギャラリーイヤタカ」ボストンホール(秋田県秋田市)にて、秋田県土地改良事業団体連合会と地域環境資源センター(JARUS)との共催により、北海道・東北ブロック管内の県、道・県土地改良事業団体連合会、市町村の集落排水担当者等60名出席の下、平成24年度農業集落排水施設に係る新技術普及研究会(北海道・東北ブロック会議・研修会)を開催しました。来賓として、農林水産省東北農政局整備部地域整備課 三浦課長他1名のご出席を頂き、農業集落排水事業の「計画的な更新整備への取り組み」、「維持管理費低減のための取り組み」等について意見交換を行いました。 当センターからは関岡専務理事、宮崎集落排水部長他2名が出席し、農業集落排水事業を巡る近年の動向やJARUSが取り組んでいる機能強化及び切替改築に適した新たな処理方式と省エネ技術、農業集落排水施設のストックマネジメントの概要について説明を行いました。 ブロック会議では、農業集落排水施設を管理している秋田県内市町村を対象に実施したアンケート調査結果について説明を行いながら、農業集落排水事業を管理している市町村が抱える課題について、4グループに分かれて意見交換を実施しました。最後に、そのグループ内で発言があった課題や対応事例などについて、グループ代表の方に発表していただき、情報交換を行いました。 |
||
1. | ブロック会議での参加者からの主な意見 | |
・ | 計画的な整備更新の重要性・必要性は十分理解しているが、通常の維持管理に係る費用が高額であるため、整備が進まない状況にある。 | |
・ | 維持管理費低減のための対応の一つとして、施設の統廃合・再編や公共下水道等への接続についても検討する必要がある。 | |
・ | 市町村合併に伴う弊害が生じている。(管理施設数は増大したが、職員数が減少している。旧市町村単位で整備した機器(警報システムなど)の仕様がバラバラである。) | |
・ | 維持管理費における汚泥処分費の割合が高く、汚泥減量化技術に対する期待が高い。 | |
・ | 職員の異動等により情報がうまく伝わらない。また、新たな知識が必要となるが、習得が困難である。 | |
・ | 複数地区の管理委託や薬品の購入等を一括で行うなど、コストの削減を図っている。 |
|
【北海道・東北ブロック会議・研修会次第】(PDF) |
会議全体風景 | 東北農政局 三浦地域整備課長 |