平成22年度 農業農村工学会資源循環研究部会講演会・研究発表会
を開催しました



 当センターが事務局を努める(社)農業農村工学会資源循環研究部会の講演会・研究発表会が平成22年11月19日に東京ビッグサイトにて開催されました。本会は、農村における水の循環やバイオマスの利活用にかかる技術の研究・開発の推進、部会員間の学術交流を目的に開催されるもので、今年で第7回となります。
 本年度は、慶応大学大学院の金谷年展教授に「資源循環と低炭素社会の実現に向けた課題について」、三菱UFJリサーチ&コンサルティング鰍フ加藤貴義氏に「カーボン・オフセットを活用した低炭素ビジネスの姿について」ということで基調講演を行っていただきました。続く事例報告では、山鹿広域行政組合事務局長の栃原栄一氏に「生ごみの完全資源化に向けた取組みについて」の報告をいただきました。
 研究発表会では、集落排水・施設の技術動向、メタン発酵技術の推進、メタン発酵消化液の利用推進というセッションにおいて、合計11件の発表がありました。研究発表会終了後には、研究部会幹事による審査が行われ、最優秀の発表課題には資源循環研究部会長賞が授与されました。
 本年度の部会長賞として、「窒素安定同位体トレーサーを用いた集落排水高度処理水の水稲生育への影響解析」が選定され、凌部会長から発表者の治多伸介さんに賞状と副賞が手渡されました。


研究発表 一覧
セッションT 集落排水・施設の技術動向
座長:藤原 信好 (社)地域資源循環技術センター 集落排水部長
T-@ 窒素安定同位体トレーサーを用いた集落排水高度処理水の
水稲生育への影響解析
愛媛大学農学部
治多 伸介
T-A 農業集落排水施設の「プレハブ工法」の実用化  (社)地域資源循環技術センター
持田 悦夫
T-B 農業集落排水施設のストックマネジメント手法の導入について (社)地域資源循環技術センター
桑原 一登
セッションU バイオマスのメタン発酵技術の推進
座長:羽賀 清典 麻布大学獣医学部 客員教授
U-@ 有機性廃棄物の有効な循環利用を目指して
(食品工場バイオマスのエネルギー利用調査)
東北大学大学院農学研究科
松井 克則
U-A 中温メタン発酵による家畜糞尿に残留する
抗生物質耐性菌の不活化
神戸大学大学院農学研究科
井原一高
U-B 圧縮バイオガス売却とコージェネレーションによる
採算性パラメータの算出
名古屋大学大学院環境学研究科
山口 工
U-C 農村地域に適した小規模なバイオマス利活用システムの検討 (社)地域資源循環技術センター
米田 太一
セッションV メタン発酵消化液(液肥)の利用推進
座長:柚山 義人 農業・食品産業技術総合研究機構 チーム長
V-@ メタン発酵消化液の液肥利用体系に関する研究 京都大学大学院農学研究科
大土井 克明
V-A メタン発酵消化液の利用拡大のためのイネの栽培指針の提案
 (京都府南丹市の農家圃場を対象として)
京都大学大学院農学研究科
中出 潤
V-B 水田におけるメタン発酵消化液散布の均一化手法の検討 九州大学大学院生物資源環境科学府
井之村 啓介
V-C バイオマス利活用システムの費用対効果及び
温室効果ガス削減効果
(社)地域資源循環技術センター
濱井 和博




※当日の講演会資料及び研究発表をまとめた論文集がございます。
 有料(会員4,000円、一般5,000円)にて配布いたしますので、ご入り用の方は、資源循環研究部会事務局((社)地域資源循環技術センター 企画班)までお知らせください。