銅賞 「初夏の水田」 百崎 礼治 
[選評]
田圃の傍らにしゃがみこんでいる二人の子供、服装や表情、そして仕草から、都会の子供のように思われる。父や母の故郷に里がえりして、田圃に出て農作業をするおばあちゃんのお供をして遊びに来たように見える。いろいろと、ドラマを連想させてくれる、味わい深い雰囲気のある表現の子供である。夕方の斜光を巧みに使っていて、子供たちの仕草や表現も良い瞬間でとらえている。遠くにいて作業をしている女性の姿が画面をひきしめている。
(長野重一)



長崎県福島町の棚田は海に下っており、夕照に輝く棚田として撮影のポイントになっています。この日も夕日をねらってやって来たのですが、たまたま農作業をする農婦とその孫娘たちと出会いお願いしてスナップした作品です。雲が出て夕照は撮影できませんでしたが、良い出会いがあり、満足の1日でした。
(撮影者)
撮影場所:長崎県福島町