佳作
「晩秋(籾殻の焼く頃)」
野本 保
撮影者住所:長野県須坂市
こたつや火鉢の灰にする籾殻焼は、電化時代以前は初冬の風物詩で、市街地でも行われていたが、今はすっかり陰をひそめ、みかけることは珍しい。背景の北アルプスに雪が来て、里山は紅葉のまっさかり。北信濃の山村の一隅で火の番をする老婆と白い煙がたなびていた。
(撮影者)
撮影場所:長野県小川町