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バイオマスに関するQ&A

バイオマスとはなんですか?

「バイオマス(biomass)」とは、生物資源(bio)の量(mass)を表す概念で、一般的には「再生可能な、生物由来の有機性資源で化石資源を除いたもの」とされています。「生物由来の有機資源」とは、地球に降り注ぐ太陽のエネルギーを使って、無機物である水(H2O)と二酸化炭素(CO2)から、生物が光合成によって生産した有機物です。具体的には家畜排せつ物、食品廃棄物、建設発生木材、農業集落排水汚泥などの「廃棄物系バイオマス」、稲わら・麦わら・もみ殻などの農作物の非食用部、林地残材(間伐材・被害木)などの「未利用バイオマス」、さとうきびやとうもろこしなどのでんぷん系作物・糖質系作物、なたね油糧作物などの「資源作物」があります。

なぜバイオマスを利用する必要があるのですか?

私たちは、経済的な豊かさと便利さを手に入れ発展する過程において、その生活基盤を築くために枯渇が予想される化石燃料に依存してきました。これまでの、大量生産、大量消費、大量廃棄の社会システムは自然浄化能力を超え、地球温暖化や有害物質などの環境問題となっております。
バイオマスは私たちのライフサイクルの中で、命と太陽エネルギーがある限り、持続可能で再生可能な資源といえます。バイオマス利活用の推進は、地球温暖化防止や化石資源利用削減による持続的発展が可能な社会を形成するための有効な手段として注目されています。

バイオマスを利用することは地球温暖化防止に貢献しているのですか?

地球の温暖化を防ぐためには、温室効果ガスのひとつであるCO2を減らすことが必要です。バイオマスの燃焼などにより放出されるCO2は大気中から吸収されたCO2が起源ですので、バイオマスを使用しても大気中のCO2を増加させない「カーボンニュートラル」という特性を有しています。化石資源由来のエネルギーや製品をバイオマスで代替することは、CO2の排出削減に貢献します。

日本ではバイオマス利用促進に向け、どのような取組が行われているのですか?

政府においては、農林水産省をはじめとした関係省庁が協力し、バイオマスの利活用推進に関する具体的な取組や行動計画を「バイオマス・ニッポン総合戦略」として、平成14年12月に閣議決定しました。また、平成18年3月に見直しを行い、国産バイオ燃料の本格導入やバイオマスタウンの構築の加速化等を図るための施策を推進しています。

バイオマス・ニッポン総合戦略とはなんですか?

バイオマス・ニッポン総合戦略とは農林水産資源、有機性廃棄物などの生物由来の有機性資源であるバイオマスを、エネルギーや製品として利活用する社会「バイオマス・ニッポン」を実現するための戦略です。

バイオマスタウン構想とはなんですか?

バイオマスタウン構想とは、「バイオマス・ニッポン」の実現に向けて、地域の関係者が一丸となってバイオマスの発生から利用までを総合的に利活用するシステムビジョンを示すものです。
「バイオマス・ニッポン総合戦略推進会議(内閣府、総務省、文部科学省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省)は平成16年8月に「バイオマスタウン構想」の募集を開始し、地域における取組を推奨しています。また、策定されたバイオマスタウン構想書はバイオマス情報ヘッドクォーターにおいて公表され、その取組は関係機関に理解されやすいものとなっており、国もバイオマスタウン実現のために積極的な支援を行っています。」

バイオマスタウンとはなんですか?

バイオマスタウンとは、広く地域の関係者の連携の下、地域に賦存するバイオマスの発生から利用までのプロセスが効率的に結ばれた総合的利活用システムが構築され、安定的かつ適正なバイオマス利活用が行われているか、あるいは今後行われることが見込まれる地域をいいます。

バイオマスタウン構想を策定するメリットはなんですか?

バイオマスタウン構想を策定する意義は、バイオマス供給者、利用者である地域住民が一体となり、同じ目標を共有することにあります。バイオマスタウン構想を作成することにより、関係府省、都道府県において当該地域の情報が共有されますので、その取組は関係機関に理解されやすいものとなります。また、国からはバイオマスタウン実現のための積極的な支援が受けられるなど、地域の主体的な取り組みが進展しやすい環境の創出が図られます。

バイオマスタウン構想を策定したいのですが何か支援はあるのですか?

当センターでは、農村地域において進めるバイオマス利活用の検討に必要な調査研究や技術支援を行っております。

バイオマス利活用施設を整備するための助成制度はあるのですか?

農林水産省ではバイオマスタウン構想実現に向けて「地域バイオマス利活用交付金」により施設整備等について、最高1/2まで事業費を補助する制度があります。また、経済産業省、環境省等においてもバイオマスに関する支援措置があり、これらと連携を図りながら、地域にとって望ましいバイオマス利活用を検討・推進する必要があります。

全国にはどのようなバイオマス利活用施設があるのですか?

バイオマス利活用施設には、たい肥化施設、メタン発酵施設、バイオディーゼル燃料製造施設、飼料化施設、木質ペレット製造施設、木質直接燃焼発電施設、炭化施設、木質ガス化施設などがあります。
当ホームページに施設毎の施設概要等をとりまとめた「バイオマス利活用技術情報ベータベース」がございますのでご参照ください。

バイオマスのエネルギー利用方法はどのようなものがあるのですか?

エネルギーの利用面から見た場合、木質等のバイオマスをペレット化やチップ化して燃料として直接燃焼させ、熱利用や発電利用する方法などがあります。また、バイオマスを物理的、化学的ないし生物学的に変換し、バイオディーゼル燃料やアルコール燃料、ガス化燃料として利用する方法があります。また、これらのバイオマス由来の燃料は自動車の燃料に用いるなどの利用方法があり、エネルギー利用には幅広い利用方法があります。

バイオマスのカスケード利用とはなんですか?

従来の「大量生産・大量消費・大量廃棄型社会」に代わり、今後目指すべき社会像として、「Reduce(リデュース)」「Reuse(リユース)」「Recycle(リサイクル)」の3Rを推進し、循環型社会を構築する実践的な行動が必要であり、限られた資源を効率的・徹底的にカスケード利用することが求められています。
バイオマスのカスケード利用とは、バイオマスを極力物質として利用し、最後の使い残しあるいは廃棄物をエネルギー利用するという段階的な使い方を言います。例えば菜の花から抽出したなたね油を給食や食品産業で利用した後、エステル化しバイオディーゼル燃料として利用するのはカスケード利用の一例です。バイオマスのカスケード利用は、バイオマスリファイナリーを構築するための手段といえます。

バイオマスの製品利用はどのようなものがあるのですか?

バイオマスの製品利用には、バイオマスが含有している栄養素に着目した「飼料」や「肥料」として利用する方法と、構成成分を高分子のまま利用する方法(建材、衣料、パルプ等)、構成成分を低分子に分解した後、再合成して材料を生み出す方法などがあります。再合成された物質としては、ポリ乳酸(PLA)や、それを原料とした生分解性プラスチックがあります。

バイオマスリファイナリーとはなんですか?

石油をうまく精製して物質やエネルギー源を生産し、そして余すことなく全部使うという仕組みを「オイルリファイナリー」といいます。「バイオマスリファイナリー」は、それと対比する言葉として、バイオマスを起源として物質やエネルギーを生産し、余すところなく使う仕組みのことをいいます。

バイオディーゼル燃料とはなんですか?

廃食用油、パーム油等の植物油に化学処理(メチルエステル化)を施し、軽油に近い物性に変換した燃料のことをいいます。

バイオエタノールとはなんですか?

バイオエタノールとは、さとうきびなどの糖質やとうもろこし、米等のでんぷん質作物を原料にこれらを糖化・発酵させ、蒸留精製して作られたものです。
「現在、世界におけるバイオエタノール生産の多くはさとうきびやとうもろこし等の穀物を原料とするため、食料需給のバランスに悪影響を与えることが懸念されています。そこで、注目されているのが食料と競合しない非食用植物や非可食バイオマスからバイオ燃料を製造する技術です。稲わらなど草本系の未利用バイオマスを原料としたバイオエタノール生産は我が国の農業発展にとって、大変期待されています。

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