●水と有機資源のリサイクルを地域内で完結できる
 農業集落排水は、農村にもっとも適した処理方式
 と言えます。

 生活排水の流入は、農業生産への被害や、生態系など地域の水環境を悪化させ、人々の生活にも様々な影響を及ぼします。とくに農村地域では都市部に比べ汚水処理施設の整備が遅れており、快適な生活環境の整備が急務となっています。
 農業集落排水は、農業集落の形態に適した小規模分散型の汚水処理施設として、生活排水等を安定して効率よく処理し、農業生産の改善、農村の快適な生活環境の創出、豊かな水環境の回復などを通じ、「美しい快適なむらづくり」を実現します。
また、処理水の再利用と併せ、処理に伴い発生する汚泥を農地に還元し、水と有機資源のリサイクルによる循環型農村社会の構築を目指します。
 農業集落排水施設は、これまでに全国の農村地域に普及し、現在約5,300の施設が稼動中です。農業集落排水事業に取り組んだ市町村数は、約1,600にのぼります。
◎農業集落排水事業とは
農業集落における、し尿や生活排水などの汚水を収集・処理する汚水処理施設、雨水を処理する雨水排水施設、発生汚泥を処理するコンポスト施設などを整備します。




《20年間にわたる実績》   《汚水処理施設普及率の推移》


●町村部での汚水処理施設普及率は、大都市部に比べてまだまだ遅れています。より住みやすいむらづくりのため早急に整備をすすめていくことが必要です。
●平成23年度末までに日本全国の約5,300地区が完了。
約311万人(漁集、林集などを含む。)もの人々の生活排水を処理しています。
 

《農業集落排水事業の内容》
事 項 内 容 事 項 内 容
目 的 農業集落におけるし尿、生活雑排水等の汚水又は雨水(分流)を処理する施設の整備又は改築を行い、農業用用排水の水質保全、農業用用排水施設の機能維持又は農村生活環境の改善を図り、併せて公共用水域の水質保全に寄与。 補助対象 受益戸数がおおむね20戸(北海道・離島・沖縄・奄美にあっては10戸)
以上。排水路末端の受益戸数は2戸以上。
整備対象地域 農業振興地域の整備に関する法律に基づく農業振興地域(これと一体的に整備することを相当とする地域を含む)内の農業集落 事業主体 市町村、都道府県等
処理対象汚水 し尿、生活雑排水、雨水(分流)等(重金属等の有害物質を含む工場排水等は対象外) 処理方式 分流式(汚水と雨水を別々に集水処理する方式)
処理対象人口 原則として、おおむね1,000人程度に相当する規模以下を単位(1,000人を超える場合には、所要の協議を経て実施可) 処理水質 原則として、BOD20mg/リットル、SS50mg/リットル以下(県条例等
による上乗せ排水基準等がある場合はこれを遵守)



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